

お疲れ様です、公務員大学 総長のはやたです。
私は現役の地方公務員で、2020年4月より公務員生活9年目に突入した中堅職員です。
2021年5月に県庁から転職し、現役公務員時代は9年の間で5回の異動を経験しました。
異動サイクルが短い自治体のため、2年で異動を繰り返しましたね。
2012年:出先(入庁)
2014年:本庁
2016年:公立病院へ出向
2018年:オリンピック組織委員会へ派遣
2021年:オリンピック課へ出戻り&退職
様々な部署を渡り歩いたことで、人を見る目が養われました。目の前で左遷された人、左遷職員との仕事をしたこともあります。
そこで今回の記事では、公務員の左遷事情について、説明したいと思います。
公務員における左遷

公務員の場合はその性質上、追い出し部屋が存在しません。そんなことをすればそれこそ税金の無駄遣いだと叩かれるわけで、そんな部署を頭の良い人事課様が容認するわけがありません。
また、民間と異なり、明らかに能力が低くマイナスの存在でしかない職員がいたとしても、解雇することはできません。(参考:人事院HP懲戒処分の指針について)
公務員の身分保障は鉄壁です。不祥事を起こしたら一発退場だけど、仕事ができないからといってクビにする制度は事実上存在しないんですね。(減給、停職はありますが)
クビにできないから、仕事を与えなければいけない。けれど行政の仕事は住民の生活に関わるものばかり・・・。下手をすると行政の信頼に直結してしまう。
ですから、能力が低い職員は慎重に人事異動を行い、県民・市民からの信頼を損ねることがないようにしなければいけないのです。
当然、激務部署に置くわけにはいかないので、比較的閑散部署に配属がされます。
閑散部署=左遷部署?

大前提として、暇な部署=左遷部署ではありませんし、出先ならば左遷ということもありません。
なぜなら若手はほぼ100%出先を経験させられますし、特に広域な都道府県では、中堅であっても家庭の都合上、住居から近い出先勤務を選んでいる人もたくさんいます。

そんな声が聞こえてきそうですが、私の考えでは、
「◯◯課」は左遷部署というものはない。しかし、各部署には「無能配置ポスト」が設置されている。
と考えています。
左遷された職員の具体例

中堅職員A(50代前半主査/女性)
私が新人の頃配属された出先機関では、「左遷ループ」とも言える異動をしている職員がいました。
その出先機関は県内有数の過疎エリアであり、若手が半数以上を占めるところでした。
基本は若手数人に係長という構成で、人数は少ないですが若手も係長もきちんと仕事をこなせる人が多かった印象です。
しかし、ヤツは違った。
- 新人とほぼ同じ仕事(2年目からは私の方が業務量は多かった)
- 業務内容は単純なルーティン
- ついてに年休フル消化
上記の状況であったにも関わらず、お給料は私の2倍。

許しがたいと思いましたよ、本当に。
データベースで調べてみると、その出先機関の中をグルグル回っているといった実態が明らかに。
人事に能力がないとみなされると、業務量が少ない部門をグルグルと回される異動サイクルとなるようです。
また、同じような異動をしている職員はその出先には複数名いましたが、いずれも「問題児」の職員でした。
本庁や出先でも繁忙部署で頑張っている職員とベースの給料は大差ないですから、納得がいかないですよね。
若手職員B(20代後半/主事)



本庁時代の頃。私の同期で明らかに仕事ができない人がいました。
怒られているうちに、だんだんと吸収して成長していくのが通常の成長過程だと思いますが、彼の場合はそうはいきませんでした。
2年の間怒られ続け、なんの成果もないまま人事異動の時期を迎えたのです。
異動先は、出先機関のさらに出張所といった部署。

と中堅職員も首をかしげるような名前でした。
調べてみると構成は課長+主事2名、あと委託職員4名。机の位置は課長さんと面と向かう配置というユニークな配置図。しかも窓口対応は委託職員さんになっていました。
そして彼は通常2年サイクルで異動するはずが、そこの部署にかれこれ3年置かれています。
若手の異動サイクルは絶対的であるのに、それが適応されないということは、つまり動かしたくないということですので、これも若手ながら明らかな左遷人事です。
ちなみに課長さんは人望もあり、能力も高いが娘さんがお年頃のため、断固として地元から出ないとのこと。やはり部署名で左遷と判断するのは尚早ということですね。
もし左遷されたら・・・
もし、あなたが左遷、あるいは左遷と思われる異動をさせられたとしたら、思い切って公務員を辞めるのも手だと思います。
なぜなら、今の職場で能力が認められなくても、民間あるいは他の役所で大活躍できる可能性は大いにあるからです。

公務員からの転職に関する記事は下記の通りですので、よければ参考にチェックしてみてください。(転職に関する記事一覧はこちら)
≫≫関連記事:公務員から民間企業へ転職した結果【余裕で通用する】
まとめ

記事のポイントをまとめます。
- 公務員の場合は、解雇が容易でなく追い出し部屋も設置できないため、人事異動で行政経営に影響が少ないポストに置かれる。
- そのような「無能ポスト」は各部署に点在しており、見た目上の判別は難しい。
- 能力が低いと判断されると、若手でも左遷人事をされることがある。
左遷されてしまうと閑職となり、基本給だけで細々と食べていく未来を歩むことになります。
それはそれで楽かもしれませんが、経済的には苦しくなることは間違い無いでしょう。
しかしポジティブに捉えると、左遷されたということは時間ができるということです。
空き時間をフル活用して、副業に励んでお金を稼ぐというのも1つの手だと思います。
公務員ができる副業は「【どこまでOK?】公務員ができる副業・できない副業まとめ」にて解説しておりますので、よければ参考にどうぞ。
よく読まれている記事
公務員の激務部署ランキングが知りたい人は、こちら↓↓
出世は負け組だと信じたい方はこちら↓↓
王道の出世コースを知りたい方はこちら↓↓
★公務員の労働環境・給料・副業・出世・転職・雑学の記事をまとめ記事を作りました










