こんな疑問に答えていきます。
✔︎本記事の対象者
- 公務員を辞めようか悩んでいる人
- 公務員を辞めることは決めたけど、何をしていいかわからない人
- 現在転職活動中の人
こんにちは、はやたです!
この記事を書いている僕ですが、「31歳」「地方公務員(県庁)」「コロナ禍」という三重苦の中で内定を4つ獲得し、現在マーケティングの仕事をしています。
過去の自分も今のあなたと同じで、公務員から転職をするべく情報をネットで調べていたのですが、情報が少なく苦労しました。
そこで今回の記事では、「公務員からの転職する具体的な手順(ロードマップ)」について、解説をしていきたいと思います。
【段階別】公務員からの転職ロードマップ
公務員から転職をする場合、大きく3つの段階に分けられます。
- 公務員を辞めようか悩んでいる人
- 公務員を辞めることは決めたけど、何をしていいかわからない人
- 現在転職活動中の人
それぞれの段階で取り組むべき行動がありますので、解説していきます。
①辞めようか悩んでいる人
公務員を退職しようか悩んでいる人は、早く退職を決心すべきです。
なぜなら、一度「公務員を辞めたい」と思ったら、その気持ちは絶対になくなりません。
私は公務員を辞めたいと思ってから8年後に決心し、10年後に実行に移しました。
過去の自分には「もっと早く行動しとけよ」と本当に伝えたいです。
この記事にたどり着いた時点で、退職、転職の意思は相当強いはずです。
3年、5年後に後悔しないためにも、早く決心して行動してください。
若手の公務員へ伝えたいこと
今の仕事に違和感を持っていたら、その違和感は10年経っても変わりません 辞めたいと思ったらすぐに辞めた方がいいです ほぼ10年経って辞めようと考えているおじさんより
(はやた@元公務員webマーケターのTwitterより)
退職の決心をつけたい方へ
一歩でも前へ進みたいと考えている人は、下記の記事を参考にしてください。
私の実体験を赤裸々に書いています。
≫≫関連記事:公務員を辞めたい気持ちはなくなりません【実体験を話す】
≫≫関連記事:【30代】公務員から転職できないと思っているの?
②退職は決めたけど、何をしていいかわからない人
「退職する意思は固めたけど、転職活動って何したらいの?」という段階の人は、転職先が求める人物像になることを目指します。
企業がどのレベルの人材を求めているかを確認するには、実際の求人を見るのが一番ですので、まずは転職サイトで求人を見てみましょう。
転職サイトで興味のある業界の求人を見ていくと、求められるスキルと自分の立ち位置がわかります。
- 何らかの経験が必要になりそうなら、個人で経験を積んでから応募する。
- 例えば、WEB系の仕事なら一度自分でWEBサイトを作る。経理なら親族や友人の経理業務に携わらせてもらう等。
- 未経験でも大丈夫そうなら、次のフェーズ(応募)まで一気に進む。
転職活動とは、企業と人材のマッチングですから、相手のことをよく知ることから始めましょうね。
≫≫おすすめ記事:【公務員から民間】おすすめ転職サイト・エージェント(転職成功者が語る)
業界選びで悩んでいる人へ
そもそもどんな業界が自分に向いているかわからない方向けにも記事を書きましたので、こちらを参照ください。
≫≫関連記事:公務員からのおすすめ転職先はIT系です【事務職は絶対ダメ】
≫≫関連記事:公務員からエンジニア転職はできるのか【元公務員が解説】
求人を見ると、自分が「楽しそう」と思える仕事が必ずあるので、求人のチェックは必ずしてくださいね!
③転職活動中の人
公務員のあなたの場合、面接よりも書類選考が問題です。
正直、面接は3つ4つ受ければ1つは内定が出ると思いますが、書類選考は悲惨な目に遭います。
あまりのお祈りメールの数に心が砕かれてしまうでしょう。
なぜ、そのようなことが起きるかというと、ほとんどの人は文章の推敲が甘いから。
転職エージェントも添削してくれますが、簡単な修正指示やテンプレ通りの内容であり、具体性に欠けます。
私はプログラミングスクール時代に、プロのカウンセラーから10回近くの添削を受け、ノウハウを吸収しました。
どのような内容を盛り込むべきで、どのような文章を作るのかを下記の記事にまとめましたので、是非参考にしてください。
≫≫おすすめ記事:公務員から転職|職務経歴書の記載内容について
≫≫本気の人向け:失敗しない職務経歴書の書き方講座(外部リンク)
公務員からの転職に関してよくある質問
よくある質問に答えます。
今の職場にバレないか
職場に発覚することはありません。
転職者に関する情報は応募先やエージェントが外部に漏らすことは絶対にありませんので。(仮にそんなことが発覚したら新聞の1面を飾ります)
注意すべきはSNSです。
今のご時世、個人のSNSでの炎上もあるため、企業側はSNSに対して警戒心を持っています。
私も仕事がWEBということもあるのですが、応募者のSNSはチェックしています。
心配なら個人のアカウントは非公開にしておいた方が安全ですね。
民間で通用するのか
全く心配いりません。
役所でバリバリ仕事ができている人は、民間でも全く問題なく仕事ができます。
特にドキュメント作成スキルはかなり重宝されますよ。
民間の方々はスピード感はあるけど、取りまとめや調整が苦手なことも多いですので。
書類の通過率が知りたい
大体10%くらいですね。ほとんど落ちます。
(スキルさえ認めてもらえれば上がりますが、基本は10%だと思ってください。)
ちなみに、求人は気になったらすぐに応募した方がいいです。
応募が遅くなると面接まで進んだ応募者が増えてきてしまい、書類選考が通りにくくなりますので。
転職活動は土日でもできるのか
企業によりますが、面接を土日に対応してくれる企業は少ないです。
私の経験では、概ね10時~18時半の間で対応を求められることが多かったですね。
面接の形式は1次面接(担当レベル)はオンライン、2次·3次(役員レベル)は来社して、というパターンがほとんどでした。
転職に有利な資格はあるか
特にありません。
資格の勉強をする時間があったら、実績づくりを頑張った方がいいです。
≫≫関連記事:公務員からの転職に有利な資格とは【ありません】
転職した後の未来を話す
転職はゴールではありません。転職してからがスタートです。
楽しいと思える仕事ができる
私は公務員時代、仕事は嫌いではありませんでした。
しかし、積極的に勉強しようとか、仕事が楽しいと感じたことはありませんでしたし、それが普通だと思います。
それが今では、仕事がとても楽しくて大好きな環境に変わりました。
- SEO対策
- Instagram運用
- WEBサイト解析
- WEB広告の管理
- 自社サイトの保守
WEBの仕事を知らない人は「何それ?」という気持ちだと思いますが、どれも自分が仕事にしたかったものです。
残業することもありますが、「やらされている感」はありません。
日々レベルアップする自分のスキルに喜びを感じ、成長させてくれる環境(会社)に感謝する毎日です。
転職後の給料
基本的に公務員からの転職は未経験となるため、給料は下がります。
ただ、これは自身の経験値によるので、スキルを認めてもらえれば下げ幅は小さくできます。
私の場合(31歳)ですが、転職後の月収は40万弱、1年目はボーナス無しという条件でした。
早ければボーナスの出る2年目、遅くとも3年目には前の収入(600万)を超えます。
私は割とマシな待遇で公務員から転職ができたと思いますが、転職時期が早いほどダメージは小さくすみます。若いうちに転職することがベストです。
官民共通の悩みもある
もちろん、民間の全てがバラ色という訳ではありません。
- 変わった同僚
- 命令するだけの上司
- 変な会社のルール
など、役所時代と同じような悩みもあります。
ですが、「まぁいざとなったら違う会社行けばいいし」という気持ちが生まれるので、特に気にならないですけどね。
どこでも食べて行けるスキルと自信は、本当に自分を変えてくれますよ。
まとめ
記事の内容をまとめます。
- 公務員を辞めたいと思ったら、その思いはずっと残るので早く決心して転職活動を始めた方がいい
- 書類選考では絶対に苦戦するので、文章はじっくりと練り上げるべき
- 転職しても普通に民間企業で通用する。ただし最初は給料が下がる。
- 転職した後も悩みがゼロになるわけではないけど、仕事が楽しいと思えるようになる。
この記事を執筆した時は、転職して大体半年が経った頃。
初めて部下もできて、充実した毎日を送っています。
公務員は素晴らしい仕事だと思います。しかし、40年続けることが前提の職場ではなくなっていると感じています。
この記事を読んでくれたあなたの転職活動が成功することを心から願っています。
何か質問などあれば遠慮なくDMください!全部に目を通してお返事しています!
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