公務員の基礎知識②労働環境編

おつかれさまです、公務員大学 総長のはやたです。

更新が遅くなりましたが、少なくとも1ヶ月は毎日1記事更新を続けて参りたいと思います。

先日、不動産投資セミナーへ参加し、その後、面談を行ってきました。

面談を行ったオフィスは、某CMにも使われているオフィスで、今まで見たことのないくらい煌びやかでした。

思わずお父さんと同い年の私のデスクを思い出し、悲しくなってしまったものです。苦笑

本日は、公務員の職場環境について、ザックリとですが、お話したいと思います。

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島単位

公務員の職場は、基本的にオープンな環境となっております。

オープンと言っても、課内には秘密情報があるため、一般の方は自由に出入りはできません。

職員の机の周囲に仕切りは無く、複数の机がくっつき、小学校の時に班や係りで打ち合わせをするような形になっています。

民間の人も使うと思いますが、我々はこれを「島」と呼んでいます。

1つの島で、1つの係りを構成しています。

島の内訳

これ、まちまちですが、5人くらいの係だとだいたい

①係長(40後半くらい)

②主査(40前半くらい)

③主査(40前半くらい)

④主査(40前半くらい)

⑤主事(20代)または主任(30前半)

こんな感じです。

ちなみに公務員の役職は上から順

部長→課長→係長→主査→主任→主事

となっております。

『主査多っ!!』

と思うかと思いますが、これには一応理由があります。

主査というのは中堅の職員で、およそ30代後半に昇格します。そして40代も半ばになった頃、係長級のポストが空いていればいいのですが、昨今の人員整理により、上のポストが空いていないのです。上に行けば行くほどポストは少ないので流動性がなくなり、50歳でも主査のままという人も珍しくありません。

まぁ能力がある人は黙ってても上に行っちゃいますし、実力不足といえばそれまでなんですけどね…苦笑

若手は各係に1人くらいで、まぁみんなでカバーしてあげようみたいな感じです笑

ちなみに課長以上は机が横向きとなり、島全体が見えるような配置となっております。

窓際にいるので、窓際族と呼んだりします。

オフィスサプライ

はっきり言って民間企業と雲泥の差です。(民間が雲)

パソコンは私が中学生の頃からあったようなものを未だに使っていますし、金がない部署では満足な文房具もありません。

ボロボロでサビてるバインダーが普通に使われてます。

経理から1つ100円のバインダーを

「高いから買ってません。」

と言われた時、私は本気で職場を去ろうかと思いました。

(当時の部署がやたら貧乏であっただけで、他部署ではそこまでではありませんでした。)

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通信環境

職員が通常使用する端末は、驚くべきことにインターネットが使えません。

インターネットは使いたい時に有線を自分でつないで使います。

またはインターネット専用端末を利用します。

セキュリティの関係でそうなっているそうです。

このあたりは自治体によって異なるかもしれません。

民間の方からはよくクラウドでのやり取りを打診され、個人的には対応したいのですが、離席が3倍増するので断っております。

上記理由を正直に述べますが、失笑されているのがわかります、ええ。

おそらく意識高い人たちにはおよそ理解できない環境だと思います。

空調・電気設備

東日本大震災以降、節電を強化したので、夏暑くて冬は寒いです

まだ勤務時間中はよいですが、時間外(17:15)になると空調が切れるので、残業するにはとても過酷な環境となります。

一度やり出すと本当に役所というところはやめません。

未だに電球を一部外して節電を頑張ったりしてます。

来庁者からも「暗い」と指摘を何度も受けておりましたが、上層部は全く対応しようとしなかったことは記憶に新しいです。

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まとめ

・公務員は、島単位で係が分けられている。奥にいる窓際の人は、偉い人(課長)

・主査(40前半)が多く、若い人は少ない。

・職員が使用している端末は、インターネットが利用できない。

・執務室内は、定時をすぎると空調が切れ、過酷な環境となる。

今回は少し愚痴っぽくなってしまいましたが、あくまでも私が所属する都道府県と、いくつかの市町職員から聞いている情報となりますので、すべての自治体が該当するわけではありません。

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