こんな疑問に答えていきます。
✔︎本記事の内容
- 公務員の仕事がつまらないと感じる理由
- 仕事がつまらないなら辞めるべきか?
- 仕事がつまらないと悩む公務員に伝えたいこと
こんにちは、はやたです!
この記事を書いている僕ですが、「30代」「地方公務員(県庁)」「コロナ禍」という三重苦の中で内定を4つ獲得し、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。
公務員時代は大きな不満はなかったのですが、「仕事に充実感がないんだよな」とモヤモヤを抱えていました。
今ではWebのプロとして最前線で活躍しており、人事評価は初年度で最高の「A」評価。人生で初めて「仕事が楽しい」という感覚を味わっています。
公務員と民間を経験したことで、なぜ公務員の仕事はつまらないと感じてしまうのかがよくわかりました。
そこで今回の記事では、実体験を元に、公務員の仕事がつまらないと感じる理由について、民間と比較を交えて掘り下げていきたいと思います。
公務員の仕事がつまらないと感じる理由
公務員の仕事がつまらないと感じる理由は、構造的な原因が3つあると考えます。
- 仕事に変化がない
- 成長を実感できない
- チャレンジができない
順番に見ていきましょう。
仕事に変化がない
公務員の仕事は1年間のスケジュールがカッチリ決まっています。
つまり、異動がない限り同じ仕事をひたすら1年、また次の1年と続けていくわけです。
民間の場合もルーティンはありますが、新規プロジェクトが随時発足され、どんどんアサインされていくので仕事のスケジュールが毎月変わっていきます。
通年で仕事に変化がない公務員は、仕事が退屈に感じやすいでしょう。
成長を実感できない
個人的に一番辛かったのが、社会人としての成長を感じられない点でした。
公務員は仕事に専門性を求められないので、年数を重ねてもこれといったスキルが身につきません。
自分が社会に提供できる価値の範囲が変わらないんですよね。
民間だと「職種」という考え方があるので、経験年数はそのまま労働市場での価値に直結します。
しかしながら、公務員は「一般的なビジネススキル(パソコン操作など)」以上のスキルが身に付かないので、成長の実感を得ることができなくなります。
20代後半でこのことに気がついた時、震えるほど絶望を感じました。
チャレンジができない
公務員という職種はとにかくチャレンジができません。
前例踏襲という分厚い壁があるので、余程のことがない限り新規事業など誕生しないし、担当になることもありません。
もちろん税金が財源なので、予算執行が厳格なことは正しいのですが、それに縛られていては本末転倒です。
民間企業、特にベンチャー気質の企業は決定的な違いがあり、「即断即決」で動きます。
- 今思いついたことは、今からやる
- 失敗してもOK。失敗も1歩前進と考える。
- 一番許されないことは行動しないこと。言い訳無用。
チャレンジすることへの姿勢は民間と公務員では180度の違いがあるので、何か新しいことをしたいと考えている人にとって、公務員の仕事はつまらないと思います。
仕事がつまらないなら辞めるべきか?
公務員の仕事がつまらないという理由のみでの退職は、私は避けるべきだと思っています。
ネガティブな理由での転職は避けるべき
公務員の仕事がつまらない、あるいはそれ以外にも理由があるにせよ、ネガティブな理由だけでの転職はおすすめしません。
なぜなら、他の仕事でも同じ悩みを抱える可能性が高いからです。
- 仕事がつまらない
- 嫌いな上司・同僚がいる
- やりがいが感じられない
- 希望の部署に配置されない
上記の悩みは民間でも感じている人は多いので、安易に辞めてしまうことはNGです。
公務員は100点ではないにしろ70点~80点の職場なので、相応の覚悟がない限り公務員にしがみつくべきです。
≫≫関連記事:公務員の福利厚生は手厚い?元県庁職員がお答えします!
こんな理由なら転職OK
ネガティブな理由での転職はNGですが、逆に下記の理由なら転職した方がいいと思います。
- やりたいことが明確にある
ただこれだけ。
私はWEBの世界で一流になり、どこでも自由に働き、食べるに困らない人間になることを目指して転職しました。
自分の人生で何かやってみたいことがある人は、公務員から転職してみる価値はあると思います。
公務員試験で相当な努力を積み上げていますから、その根性があればどこでも通用します。
仕事がつまらないと悩む公務員に伝えたいこと
自分自身が転職したので、基本的に公務員の転職には賛成派ですが、気をつける点も当然あります。
隣の芝生は青く見えます
一番気をつけなければいけないのは、隣の芝生が青く見えてしまうこと。
- 民間に行けば仕事を選べる
- 民間に行けば望んだ仕事ができる
- 民間に行けば無能な上司はいない
- 民間に行けば実績がきちんと評価される
- 民間に行けばやりがいがある仕事ができる
民間企業に入れば、確かに実績評価になるし、仕事の選択も可能です。
しかし、それはあくまでも「一人前」のビジネスマンの話であり、会社によっては古い体質の会社もあります。
夢を実現するための転職ならば、多少の困難があっても耐え忍ぶことができますが、転職自体が目的になってしまうと、「こんなはずではなかった・・・」と勝手にギャップに苦しみます。
公務員を辞めることが目的ではなく、公務員を辞めることはただの通過点だと考えられる場合に、転職へと進むべきです。
転職するなら早いほどいい
実際に転職を考え始めたら、行動は早いほどいいです。
なぜなら、公務員からの転職は「異業種転職」になるので、チャレンジする年齢によって戦略が大幅に変わるからです。
- 20代前半:第2新卒なのでポテンシャル重視で転職可能
- 20代後半:まだ若いのでポテンシャル採用あり
- 30代前半:一気に門戸が狭くなる。ポテンシャル採用はない。
- 30代後半:過去の業務と関連する分野でないと転職は厳しい。
私は30代前半で転職しましたが、経験者顔負けのスキルを持っていたことで採用してもらえました。
なので年代によっては緻密な転職計画が必要になります。
とはいえ、公務員からの転職を相談できる人は周りにいないと思います。
ネット上ではたくさんの元公務員が情報発信をしており、そうした人たちと繋がる方法を「【一人で悩むな】公務員の転職を相談する方法3選」にてまとめましたので、よければ参考にどうぞ。
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。