

こんな疑問に答えていきます。
✔︎本記事の内容
- 公務員の安定はガチです
- 公務員の将来性
- 公務員=楽ではない話
こんにちは、はやたです!
この記事を書いている僕ですが、9年間地方公務員として勤務し、2021年から中堅の民間企業でWebの仕事をしています。
公務員から中小企業へと転職したことで、「公務員が安定している」という言葉の真の意味を理解することができました。
そこで今回の記事では、実体験を元に「公務員の安定」について解説していきます。
この記事の目次
公務員の安定はガチです
公務員と民間の両方を経験して感じたことは、公務員は安定した生活を送るには最適だということです。
とは言っても「安定」という言葉だけだ抽象的なので、具体的な中身を見ていきましょう。
給料がブレない
公務員の給料は景気や税収によって左右されません。
毎年安定した金額をもらうことができ、毎年安定して昇給していきます。
対照的に民間セクターでは、2021年の朝日新聞の調査において、実に4割の社会人がコロナで給料が減ったと答えました。
対する公務員は、ボーナスが0.05ヶ月減っただけ。

もちろん、公務員は有事の時こそ働くという性質もありますが、税収が減っても給料が減らない公務員は、抜群の安定感だと言えるでしょう。
休暇制度が豊富【病気でも安心】
公務員の休暇は、マジで使いきれないレベルで整備されています。
- 土日祝休み
- 年末年始休み
- 有給は毎年20日間付与
- 夏季休暇5日
- 病気休暇あり
- 看護休暇あり
- 忌引き休暇あり
特に病気休暇の制度は素晴らしくて、例えば盲腸やインフルで1週間~2週間離脱した際、有給ではなく病気休暇という扱いになります。
なので有給を減らすことなく、休んでいても給料はきちんともらうことができるのです。
これは短期だけでなく、「がん」や「糖尿病」といった長期離脱が必要な場合にも適用されます。
民間企業では一部の超大企業を除き、ノーペイノーワーク、働かない限り給料はもらえません。
この点については中小企業など足元にも及ばないくらい、公務員は制度が整っていると思います。
クビや閑職追い込みがない
公務員にはリストラがありません。
なので犯罪など一部の悪質事案を除けば、クビ(懲戒免職)になることはありません。
しかしながら小さな会社では、一方的に解雇を言い渡されたり、ダメ社員だと認定されたら閑職行き、辞めてもらうように仕向けることが普通にあります。
若手から見るとダメな部分にも見えると思いますが、クビがないので仕事ができない人でも安定した公務員ライフを送ることができます。
老後も安心
公務員は平均以上の退職金をもらうことができます。
大企業:2,500万
公務員:2,000万
中小企業:1,100万
日本は中小企業に勤める人の数の方が多いため、平均以上の退職金をもらうことができるわけですね。
公務員は給料が悪い、薄給だという人は公務員と大企業を単純比較する傾向があり、そもそも比較する相手を間違っています。
この辺の話は「公務員の給料を考察したら「薄給激務」は嘘だと分かった件」でも解説しておりますので、よければ参考にどうぞ。
公務員の将来性
公務員という職種を考えた時、そもそも将来性について議論すること自体がナンセンスです。

公務員は一度就業することができたら、退職するまで安定した身分保証が約束されている職業です。
公務員に未来がある、ないなどどいう話は議論する余地がなく、初めから未来が約束されているのが公務員という職種なのです。
AIに仕事を奪われる?あり得ません
よくある話として、AIが発達して仕事が奪われるという話がありますが、そんなことはありません。
まず、AIの進化によって仕事が奪われるという話は2010年頃から言われておりましたが、2022年現在、そのような気配は全くないということ。
公務員の仕事は機械化に適さない業務も多く、ITの発達による影響が少ない分野と考える方が自然です。

もちろん、ITの発達で行政サービスは変化していくと思いますが、公務員の代わりに仕事をするようなことは想定しづらいですね、
ちなみに、公務員の詳しい仕事内容については「公務員生活のすべてを語るnote」という記事にて詳しく解説をしているので、興味ある方はチェックしてみてください(ワンコインで販売中)
公務員=楽ではない話
公務員になった後の未来をお話しします。
公務員確かに安定した仕事ですが、全てが天国というわけではありません。
残業は普通にある
下記のツイートをみてください。
ツイッターでは公務員の激務ネガ垢が多いけど、実際のところ
— はやた@官民のみちしるべ (@nanpa_komuin) September 11, 2020
・1割が激務(60h/月)
・2割がそこそこ忙しい(30h/月)
・5割は平和(15h/月)
・2割は圧倒的ヒマ(残業なし)
こんな感じじゃないかな
一度激務に行くと抜け出せないのが、公務員の闇ではあるが
部署によっては民間以上に忙しいことはザラです。
私も公務員時代は忙しい部署に配属されることが多かったのですが、月に60時間以上、多いと100時間に達することもありました。
もちろん、多くの部署はほぼ残業のないホワイト環境ですが、3割くらいの部署では普通に残業しますので、その点は覚えておきましょう。
≫≫関連記事:地方公務員(県庁・市役所)の残業事情【元公務員が暴露】
近代的な働き方ができない
コロナ以降本当に感じることは、公務員は近代的な働き方をすることができないということ。
- テレワーク不可
- チャットツール使えない
- 自PCからインターネットにアクセスできない
「公務員もテレワークを行なっている」との声もありますが、役所のサーバーには外部からアクセスできないので、事実上の自宅待機となっていました。
コロナ騒動の中ですら、テレワークができる体制が整えられず、「公務員はテレワークに適さない」とか言っている始末です。

なので次に何か危機が起きても、同じような対応となる可能性は高く、公務員の働き方が変化していくことはないと考えます。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 公務員の給料は景気に左右されず、働けなくなった場合の保障も充実している。
- 犯罪行為などを犯さない限りクビにされることはなく、ITの発展により職種自体を奪われる可能性も低い。
- 一方でテレワーク体制がないなど、アナログ体質な点は継承されていくと考えられる。
最後にちょっとネガティブなことも話しましたが、公務員が安定した職種であることは間違いありません。
別記事にて解説しておりますが、職員住宅や諸手当の豊富さなど、中小企業では太刀打ちできないほどに福利厚生制度は充実しています。
デメリットよりもメリットの方が多い職種なので、公務員になりたい人は是非行動をしてみてくださいね!