公務員を辞めることはもったいないけど転職を勧める話
公務員から転職したい人
公務員からの転職を考えているが、安定を捨てるのはもったいないと周囲から言われている。
民間に挑戦したい気持ちはあるんだけど、踏ん切りがつかない。

公務員から転職を考えているが、踏ん切りがつかずに悩んでいる人向け。

✔︎本記事の内容

なぜ「公務員を辞めることはもったいない」のか

・公務員は転職を大げさに考えすぎな件

・公務員から転職のリアル

こんにちは、はやたです!

この記事を書いている僕ですが、「30代」「地方公務員(県庁)」「コロナ禍」という三重苦の中で内定を4つ獲得し、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。

公務員から転職したのは2021年になりますが、転職すると決めた後でも「やっぱりもったいないことしたかな~」とずっとモヤモヤしていました。

ですが転職して1年経った今、そうした気持ちはほとんどありません。

むしろ自分の行動は正しかったと確信しています。

今回の記事では、「公務員を辞めるなんてもったいない」という葛藤と戦うあなたに向けて、転職に関する情報と、心の整理の仕方についてお話をしていきたいと思います。

なぜ「公務員を辞めることはもったいない」のか

周りから言われる理由ナンバーワンは「安定を捨てること」ですよね。

同時に、あなたが一番気にしている点でもあると思います。

安定を捨てることは確かにもったいない

公務員の身分は確かに安定しているので、ぶっちゃけ「安定を捨てるなんてもったいない」という指摘は正しいです。

例えば、「病気休暇」という制度がありますが、日本の半数の企業には病気休暇制度はありません。

また、退職金も下記の通り中小企業と大きく差があります。

大企業:2,500

公務員:2,000

中小企業:1,100

病気や退職後の心配を特にすることなく働き続けたいのならば、公務員という仕事は確かに恵まれているのです。

はやた(筆者)
コロナ禍でもほとんど給料変わりませんでしたからね。

もちろん、大企業に入れば公務員とほぼ変わらない待遇になりますが、世の中の大半は中小企業です。

あなたが転職する際も中小企業がターゲットになるので、大企業ばかりと比較しないようにしましょう。

≫≫関連記事:公務員の安定はガチです【病気でも安心】 

安定はお金だけの問題ではない

公務員の安定は確かに捨てるにはもったいないのですが、経済的なメリットばかりで考えて良いのでしょうか?

ここがポイントなのですが、「安定」というのは経済的な部分だけではなく、全部で項目が3つあると思うのです。

経済的な安定:お給料の問題

精神的な安定:仕事内容、人間関係の問題

肉体的な安定:残業時間の問題

公務員からの転職を考える人の場合、多くは「精神的な安定」「肉体的な安定」が得られていません。

私は転職して一時的に給料がダウン(600万→500万)しましたが、下記の通りストレスフリーな環境へと変わりました。

【転職前】

労働環境:年間600時間以上の残業があって体がしんどい。

仕事内容:調整ばかりで楽しくない。自分でできることがほとんどない。

【転職後】

労働環境:残業なし。リモート環境あり。

仕事内容:自分の判断で施策を打てる。仕事を選べる。予算を使える。ぶっちゃけ公務員よりも責任小さいので楽。

給料についても額面は減りましたが、残業がないので、残業代のことを考えたら実は大して変わっていないんですよね笑。

今までは平日は週に1日、早く帰る日を作ることで精一杯でしたが、今は週5で定時なので家族との時間も増え、家族も喜んでくれています。

公務員は転職を大げさに考えすぎな件

さて、今度は中途採用を担当している立場から、世の中の転職事情について触れたいと思います。

この記事にたどり着いたあなたを含め、公務員というのは転職を大袈裟に考える傾向にあります。

一度就職した会社に最後までいることが前提で考えているので、「転職=人生最大級の決断」と捉えちゃうんですよね。

異業種転職の方が多い

「公務員からの転職=人生最大級の決断」と思うかもしれませんが、採用担当からすればマジで大したことない決断です。

なぜなら、転職というカテゴリーの中では異業種・異職種への転職は当たり前に行われており、全く珍しい人たちではないからです。

異業種転職:全体の6

異職種転職:全体の約1/3

【用語解説】

異業種転職・・・異なる業界へと移ること。外食→IT系など。

異職種転職・・・異なる職種へと移ること。シェフ→エンジニアなど。

私もこれまで何百人という人たちの職務経歴書を見てきましたが、半分くらいが「新しくWEBの世界へ飛び込みたい!」という人たちでしたね。

はやた(筆者)
メガバンクや証券、日銀から転職したいなんて変わり者もいました笑。

「公務員から転職はもったいない」と思う気持ちは理解できますが、現実として全く珍しくない人種ですし、さらに大きな決断している人たちもいるので、足踏みしている時間がもったいないですよ。

ダメならまた公務員になればいい

そもそもの話ですが、公務員を辞めて合わなかったらまた公務員になればいいと思います。

はやた(筆者)
この発想は民間企業に入った後に出てきました。

私も思い込みで、「公務員を辞めたらもう後戻りできない」と考えていた時期がありました。

20代~30代前半であれば、一度公務員からの転職にチャレンジして、民間が合わなければまた公務員になればいいと思います。

はやた(筆者)
公務員と民間の経験がダブルであれば、中途採用の面接も通過しやすいでしょうし。

公務員を辞めた後の人生は一方通行ではないので、もったいないから・・・と慎重になりすぎないことも重要です。

公務員から転職のリアル

最後のチャプターでは、公務員から転職活動と、転職後の話をしたいと思います。

転職活動はそこまで苦戦しない

公務員からの転職自体は母数としては少数派なものの、すでに解説した通りで異職種・異業種転職は珍しくない存在なので、世間で言われるほど転職活動では苦戦しません。

はやた(筆者)
私の場合、30歳超えていながら、書類通過率は30%超でしたね。

巷には書類で何十連敗とかいう人いますが、そういう人は単に書類のクオリティが低いことが理由です。

採用担当をするとわかるのですが、応募者の書類はじっくり見て判断するのではなく、パッと目に付く人だけよく読む、面接に引っ張るというフローで進みます。

人事さん
この人何が言いたいのかサッパリわからないっすよねww

と言いたくなる求職者は、大体半分くらいですね。

世の中の転職希望者は半分くらいが低いクオリティの書類しか作れないので、未経験でもきちんとした文章に整えれば書類選考の通過率は格段に上がります。

ちなみに、書類の書き方についてはこちらの記事にて解説しておりますので、参考にどうぞ。

≫≫関連記事:公務員から転職|職務経歴書の記載内容について

≫≫関連記事:公務員から転職|履歴書の書き方を解説【無料配布あり】

期待しすぎはNG

公務員からの転職について肯定的な意見を述べてきましたが、「民間=ユートピア」ではもちろんありません。

公務員にはない自由さ、やりがいを得られる代わりに負うリスクだって当然あります。

裁量が増える→責任は自分で負う。

リモートなど仕事の環境が自由になる→教えてくれる人がいない。

とはいえ、得られる変化の方が大きいと思うので、私から言わせれば「公務員を辞めない方がもったいない」と思いますよ。

まとめ

記事のポイントをまとめます。

  • 「転職で安定を失うことはもったいない」という意見は確かに正しいが、経済的な面しか指していない。
  • 「安定」は経済的な面だけでなく、精神的・肉体的な面があり、それらも考慮して「安定」の意味を考えるべき。
  • 転職の世界では異業種・異職種の転職は一般的であり、母数自体は少ないものの、公務員からの転職自体は別に特別視されるものではない。
  • しっかりと書類を作り込めば、転職活動も円滑にすすむ。

公務員からの転職者は年々増えていますが、本当は行動したくても心の内で考えているだけの人が多いと思います。

なぜかというと、周りに転職した人がいない、つまり相談する人がいないことが原因だと思います。

はやた(筆者)
私が転職希望者と全員面会してアドバイスできればいいのですが、それはできないので・・・

実際、私はたまたま周囲に相談する人がいたのでとても助かった経験があります。

今回のブログ記事もそうですが、経験者や転職業界のプロからキャリア相談を受けることは自分一人で悩むだけよりも何倍も効率よく情報収集をすることができます。

転職で悩んでいる人むけに「【一人で悩むな】公務員の転職を相談する方法3選」という記事を書いておりますので、よければこちら参考にどうぞ。

それでは、本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

あなたの転職がうまくいくことを祈っています!

≫≫関連記事:公務員からのおすすめ転職先を解説【2つある】

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