こんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
・「公務員の副業解禁」の意味【やりがい搾取です】
・現行制度でも副業は十分できる話
お疲れ様です、公務員大学 総長のはやたです。
副業歴は4年で、最初の2年は株とFXで失敗、そのあとの2年はブログでコツコツ月1万円を稼いでいます。
「公務員の副業解禁」というワードについて、報道やネットで見かけた人は多いと思います。
しかし残念ながら、「副業解禁」というワードから想像するような、アルバイトの解禁などの内容にはなっていません。
どういう意味で副業解禁という謳い文句が出てきているのか、公務員ができる副業は何かという話を深堀りしていきたいと思います。
「公務員の副業解禁」の意味【やりがい搾取です】
いきなりの悲報ですが、公務員の副業解禁というワードは、皆さんがイメージするものとかけ離れています。
というのもこれは言葉の一人歩きでして、国が後押ししているのは公務員の「社会貢献活動」です。
社会貢献活動の後押しが名目
国が支援をしているのは公務員の営利活動ではなく、「社会貢献活動」です。
人口減少による社会資源の縮小に歯止めをかけるべく、公務員に白羽の矢が立ったといったとろですね。完全にやりがい搾取です。
2019年11月に行われた「第32次地方制度調査会第26回専門小委員会」の議事である「地方公務員の社会貢献活動の実施について」という資料に詳細が記載されていますので、興味のある方は目を通してください。
解禁された副業の具体例
具体例を見ていきましょう。
要はちょっとだけお金もらっていいから、地域貢献してねという内容になっています。
ちなみに、解禁された副業の基準は下記の通り。
①公務の遂行に支障が生じないこと:週休日、年次有給休暇等を活用すること
②職務の公正を確保できること:兼業先が非営利団体であること
③職務の品位を損ねるおそれがないこと:報酬が社会通念上相当であること
①無料学習塾の講師
- 活動内容:学習指導補助員
- 活動時間:月3回(土曜日)
- 報酬:日額6,000円程度
②NPO法人の理事長
- 活動内容:地元NPO法人の理事長
- 活動時間:年50回程度(土日・有給を取得し活動)
- 報酬:月額30,000円程度
③任意団体の代表
- 活動内容:障害福祉に関する任意団体の代表
- 活動時間:週2、3回程度(土日・有給を取得し活動)
- 報酬:月額20,000円程度
要はやりがい搾取
「地域貢献」というと聞こえはいいですが、完全に趣味の世界です。
言い方は悪いですが、社会資源の補填に一部の意識高い公務員を充てようとすることが本制度の狙いだと考察しています。
では、この記事の読者さんのように、お小遣い稼ぎをしたい人はどのように行動していけばよいのでしょうか。掘り下げて考えていきます。
現行制度でも副業は十分できる
そもそもの話として、現行制度でも副業はすることができます。ただ、これも「一定の制限」があり、そのイメージから公務員は副業禁止と考えている人も少なからずいると思います。
公務員の副業禁止規定については、「公務員の副業禁止規定の意味とは【フローチャートあり】」にて詳しく説明しておりますので、参考にどうぞ。
投資活動は全面的にOK
少し具体例を見ると、例えば投資活動はOKです。
公務員ができる投資活動の例
・株式投資
・外国為替証拠金取引(FX)
・仮想通貨取引
・不動産投資(不動産所得が年500万以下)
・太陽光発電(売電の規模が10kw以下)
このように、一般的にイメージされる投資活動は問題なく行うことができます。
ただ、投資はたしかに合法で取り組むことはできますが、個人的には投資はコスパが悪いのでおススメしません。実際に私も2年ほど学び取り組みましたが、結果は数十万のマイナスでした。
投資がいかにコスパが悪いかという話については、こちらの「公務員でも投資(株・FX等)はできるが、やめた方がいい話【悲報】」にて詳細を説明していますので、よかったらご一読ください。
個人的にはブログがオススメ
ポジショントークみたいになってしまいますが、個人的にはブログがおススメです。
というのも、ブログは一度作ると資産化できて、勝手にお金を稼いでくれるからです。
Web上に存在する仕組みですから、寝ている間も自分が勤務している間も、勝手にお金を稼いでくれます。
最初の半年~1年間は成果が出づらいですが、コツコツ続けられる人はブログがおススメです。
関連記事:公務員は副業でブログ運営をすべき【職場にはバレません】
関連記事:初心者がワードプレスでブログを始める手順【15分で完了します】
今すぐにお金が欲しい人はセルフバック
今すぐに小遣いが欲しいんだという人は、セルフバックを行ってください。
それだけで10万くらいすぐに稼げます。
「セルフバックって何?」と言う人については、「【公務員でもできる副業】アフィリエイトなら月10万は簡単です」に詳細を書いてありますので、参考にどうぞ。
公務員の副業解禁は進まない
公務員という職種の特殊性を考えれば、営利活動の解禁という意味での副業解禁は進まないと思うので、現行制度の枠を超えない範囲で努力していくことになります。
これは実体験から言えることですが、どんな副業を選ぶにしても、まずやってみないと始まりません。ブログでも投資でも、まずやってみることが大切だと思います。
この記事を読んでくださっている方は公務員の中でもお金に関する意識が高い方だと思いますので、ぜひ副業に挑戦してもらえればと思います。
のんびりしている同僚たちと差をつけましょう!