こんな疑問に答えていきます。
✔︎本記事の内容
- 公務員試験合格に必要な勉強時間
- 【状況別】いつから勉強を始めるべきか
- 1日の勉強スケジュール
こんにちは、はやたです!
公務員試験は3ヶ月の勉強で現役合格しておりまして、公務員試験に関する記事や公務員生活に関する記事を書いています。
一口に「公務員試験」と言っても、受験先や大学何年生なのか、あるいは社会人なのかによって状況はバラバラです。
今回の記事では、公務員試験の勉強を始めるタイミングについて、状況別にまとめました。
この記事を読むことで、合格に一歩近づきますので、ぜひ最後までお付き合いください♪
公務員試験合格に必要な勉強時間
「いつから勉強するか」を考える前に、そもそもどのくらい勉強しなければいけないのかを確認しましょう。
公務員試験の合格に必要な勉強時間の目安は、下記の通り。
- 専門科目+教養科目のある試験:1,000時間程度
- 教養科目のみの試験:300時間程度
内訳としては、専門科目におよそ700時間、教養科目に300時間の学習時間が必要となります。
職種ごとの勉強時間
具体的な職種ごとにみていきましょう。
- 特別区
- 地方上級
- 東京都庁
- 国家一般職
- 国税専門官
- 裁判所事務官
上記の職種については、試験科目が専門科目と教養科目の2つがあるため、およそ1,000時間が目安となります。
一方で、下記の職種は試験科目が教養科目のみのため、300時間が目安となります。
- 教師
- 警察官
- 消防士
- 市役所B・C(例外あり)
ちなみに、国家総合職は敢えて抜いています。
元々「超秀才」が受ける試験なので、一般的な物差しでは測れないからです。
≫≫関連記事:公務員への転職に必要な勉強時間とは【元県庁職員が解説】
【状況別】いつから勉強を始めるべきか
一口に「勉強開始時期」と言っても、前述のように受験先によって勉強時間は大幅に変わります。
また、現状が「大学2年生」「大学3年生」「社会人」などによっても変わります。
要はいつから勉強を始めるかという話は、1,000時間の割り算をどうするか、ということなんですよね。
そこでそれぞれの状況別に、勉強をスタートさせるべき時期についてまとめてみました。
公務員試験のスケジュール
まずは試験日程について確認しておきましょう。
4月:国家総合職
5月:特別区・都庁・裁判所事務官
6月:国家一般職・地方上級・国税専門官・労働基準監督署・市役所A
9月:市役所C
※教師・警察官・消防士は自治体ごとに時期が異なる
大学2年生
ぶっちゃけ大学2年生は何もしなくていいです。
なぜなら、そんな早くから勉強を始めても惰性になってしまうから。
集中力がない状態で勉強をしても何にも意味がありませんので、大学2年生の方は学生生活をエンジョイしてください。
つまらない学生生活を送ると、面接で話すネタがなくて苦しみますよ。
どうしても何か行動したい人は、予備校選びを早くからしておくことをオススメします。
直前になると焦りが出てきてしまうので、余裕のあるうちから決めておくと良いでしょう。
大学3年生で専門科目・教養科目がある人
大体1年前から勉強開始でOKですね。
ほとんどの公務員試験は5月・6月に集中しているので、大学3年生の夏休みくらいから勉強を始めれば大丈夫です。
およそ10ヶ月ほどの勉強期間を確保することができますので。
単純な計算でも1,000時間÷300日=3.333….なので、1日3時間ちょっとのペースとなり、余裕を持ったスケジュールで進められます。
大学3年生の4月から・・・は早すぎですね。途中でダラけてしまう可能性が高いです。
大学3年生で教養科目だけの人
警察官や消防士など、教養のみを予定している人は試験予定日の3ヶ月前で大丈夫です。
300時間÷90日=3.333…で、こちらも1日3時間強の勉強でOKになりますね。
注意して欲しいのは、警察官や消防士、教師の試験日は自治体によって実施日が異なるため、「いつから勉強を始めるか」を考える際は「いつが試験か」を必ずチェックしてください。
その際は最も早い試験日を基準とすることで、より余裕を持ったスケジュールを組むことができるでしょう。
社会人で仕事を辞めて勉強する人
「仕事を辞めて公務員を目指す」という場合に、いつから勉強を始めるかはとても難しい問題です。
仕事を辞めるということは本当に大きな決断ですからね。
そこで、下記のようなやり方で勉強を始めることをオススメしたいと思います。
- 試験9ヶ月前:仕事をしながら勉強開始
- 試験6ヶ月前:退職して勉強に専念
試験の9ヶ月前に勉強をスタートし、3ヶ月間は仕事をしながら勉強する。
そして様子を見て、半年前となった時に勉強に専念する、というパターンです。
3ヶ月の間で勉強に慣れること、このまま勉強すれば合格できるかを自己判断することが狙いです。
ちなみに、上記については専門科目+教養科目を念頭に置いてまして、教養科目だけの場合はそもそも仕事を辞めなくても大丈夫です。
仕事を続けたまま受験してください。
社会人で仕事をしながら勉強する人
仕事を続けながら勉強する人は、1年以上前から勉強すべきと考えます。
ちょっとイメージして欲しいのですが、仮に1年で合格を目指すと1ヶ月で80時間の勉強が目安ですよね。
仕事をしながらの場合、下記のケースとなります。
平日:2時間
休日:5時間
→1週間で20時間。1ヶ月で80時間となる。
とても体が持たないと思うので、途中で退職して勉強一本にするか、1年以上の長期スパンで勉強すべきと思います。
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1日の勉強スケジュール
1日3時間ちょっとの勉強となる時期から勉強しましょう、今までの部分で話してきましたが、それはあくまでも机上の数字です。
実際は傾斜が必要なので、ずっと同じペースとはいきません。
- 最初は2時間くらいの勉強で頭を慣らす
- 慣れてきたら1日3時間、4時間勉強する
- 試験が近づいてきたら7時間~10時間勉強して臨戦態勢に入る
こんなイメージを持っておいてくださいね。
勉強のペースは人それぞれ
ここまでの話を聞いて、「1日3時間とか4時間とかだるい。短期決戦がいい。」という人もいるかと思います。
その場合は短期集中のプランでOKだと思います。
実際、私も勉強始めたの大学3年生の「春休み」ですからね。
年末年始で参考書選んで、学校の試験が終わったところで勉強開始してました。
ただ、かなりキツかったので、できるだけゆとりは持つに越したことはありませんよ。
「公務員試験はいつから勉強すべきか」のまとめ
記事のポイントをまとめます。
- 公務員試験の合格には専門700時間、教養300時間の合計1,000時間の勉強時間が必要
- いつから勉強したらよいかは、受験先の科目と自身がどれだけ時間を確保できる環境かによって考えるべき
- 受験者数が多い地上・国家一般職を狙う場合、大学3年生の夏から始めるとよい
- 社会人は一旦仕事を辞めずに勉強をして、勉強を続ければ合格できそうだと判断できたところで退職すればよい。
ちなみに、予備校か独学かという点は「いつから勉強するか」という話とは別問題です。
勉強する場所と参考書が違うだけですからね。
最後に、学習に関する記事を貼っておきますので、ぜひこちらも参考にしてくださいね。
独学について
ちなみに私は独学だったので公務員試験に関し全て自分で調べ、テキストを選び、勉強しました。
当時は今よりもネットに情報がなかったので、参考書選びも一苦労でしたが、その時に培ったノウハウを「【合格者考案】公務員試験の独学ロードマップ」にまとめました。
- いつ、何を勉強すればいいのか
- 参考書は何回繰り返せばいいのか
こういった疑問に答えた記事です。
私が受験生の頃、「こんな教材があれば・・・」という思いを形にしたものになります。
途中まで無料で読めますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね♪