公務員の人事評価は、残業主義です【残業が神】

お疲れ様です、公務員大学 総長のはやたです。

私は現役の地方公務員で、20204月より公務員生活9年目に突入した中堅職員です。

先日、下記のツイートをしました。

公務員の人事評価は、残業時間が重要なファクターとなっています

めちゃくちゃ仕事できる人が『C(可)』という評価で、人事経験のある係長が『残業減らしちゃったから仕方ないよ』と慰めていたことがありました。

この仕事に就く以上、実力評価や能力主義は諦めなければいけません

ショボいですが、約5,000人に届きました。うちの県庁がこのくらいの人数なので、ほぼ全員にリーチしたことになります(ポジティブ)

というわけで、少々反響があったので記事にして深掘りしていきたいと思います。

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公務員の人事評価は、残業主義です【残業が神】

神様

職員の成績は、所属長が評価します。しかし、公務員という職種は数値指標をつけることが極めて難しい職業です。

そのため、公務員の成績評価は、残業が重要なファクターを占めています。

「残業=たくさん仕事をしている」と、考えられているわけですね。

もちろん、残業すれば100%高評価というわけではありませんが、残業している人の評価が高いことは、傾向として間違いなくあります。

公務員の声を紹介

公務員の人事評価について、生の声をSNSからピックアップして少しコメントしてみました。

「行政改革課」「財政課」みたいなところは、数字を取り扱うのでわかりやすそうですが、出納や総務は評価が難しいですよね・・・。

「残業=優秀」としてしまうと、「生活残業組>効率化組」という構図ができあがってしまうのが残念ですね。

平均以下はひどいですね。管財課ってマイルドなイメージでしたが、忙しいんですね・・・。

ストレートな意見ですね。このように思っている公務員がまぁ9割5分くらいいます。

もう何を改善したらよいのかわからないですよね。

公務員って、変なところで予算削減に厳しいのに、肝心なところがスルーされています。

筆者の事例も紹介します

【筆者の時間外労働実績】

1年目 出先 0時間 CC

2年目 出先 0時間 CC

3年目 本庁 750時間 CB 

4年目 本庁 600時間 BB

5年目 出先 500時間 CB

6年目 出先 350時間 BC

7年目 出向 500時間 B・B

8年目 出向 600時間 CC

見ての通り、残業が少ない1年目、2年目はC

残業が多い3年目・4根目・7年目はBが多かったです。異動したての頃はCになりやすいという傾向もありますね。

ちなみに、8年目は昇格しているため、C評価だったと考えられます。そもそも出向者の評価は甘くしてくれるはずですからね。

高評価を取る方法

STEPと書かれた階段

高評価を取るには、2つの方法があります。

それは「宙に浮いた仕事をする」ことと、「上司へのアピール」です。

宙に浮いた仕事をする

ここまで述べてきたように、高評価を取るために残業が重要な要素になっていることは間違いありません。数少ない公務員の数値指標なのでしょう。

ただ、がむしゃらに残業すればよいというわけではありません。

業務をしていると、課や係のすき間に入ってしまったような仕事が出てくると思います。

そういった「誰もやろうとしない」仕事を行うようにすると、中間管理職である係長、課長の目に留まるので高評価を得やすくなります。

上司に全力アピール

上記の方法は繁忙部署で有効ですが、そもそも閑散部署では仕事自体が少ないので、現実的ではありません。

その場合に有効なことは、上司へアピールすることです。

具体的には、下記のやり方ですね。閑散部署でしたが、実際に高評価を得ていた先輩がいました。

・担当業務を増やしてくれないか相談する(係長級の仕事や、忙しそうな人の仕事を盗む)

・率先して後輩を指導する

・職場に早く来る

・媚びる

盲点なのですが、いくら閑散部署とはいえ課員全員が同じ評価だと、それはそれで問題視されるので、何人かに高評価をつけるわけですね。

その際、普段から積極的に交流がある職員が選ばれやすいというわけです。管理職も人間ですからね。

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まとめ:高評価が欲しければ目立つこと

記事のポイントをまとめます。

・残業が多いと高評価を得やすい

・担当業務を増やしてくれないか相談する(係長級の仕事や、忙しそうな人の仕事を盗む)

・率先して後輩を指導する

・職場に早く来る

・媚びる

こんな感じですね。

所属長が評価しやすいように、こちらからアピールしておくことが大切ですね。

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