公務員試験予備校「LEC」の評判・料金・講座を徹底解説!【業界の巨人】
予備校選びで悩む人
公務員試験の予備校選びで悩んでいる。LECの料金、コース、評判はどうなっているんだろう。誰か教えてくださいな。

こんな疑問に答えていきます。

✔️本記事の内容

  • LECの主なコース、料金
  • LECのメリット・デメリット
  • LECの評判
  • 他社比較
  • LECがおすすめな人

こんにちは、はやたです!

この記事を書いている僕ですが、9年間県庁職員として働いた元公務員です。

公務員試験は現役で合格しておりまして、公務員試験に関する記事や公務員生活に関する記事を書いています。

今回の記事では、予備校選びをしやすくするため、公務員試験予備校「LEC」の情報をまとめました。

この記事を読むことで、合格に一歩近づきますので、ぜひ最後までお付き合いください

おトクな割引に関する情報も記載していますので、お見逃しなく!

LECの主なコース、料金

LECの主なコースと料金は、下記の通り。

コース名 金額

スーパースペシャルコース

417,000

スペシャルコース

349,000

市役所教養コース

215,000

スペシャルコースは地方上級、国家一般職、市役所の行政職など、主要な公務員試験に対応したコース。

スーパースペシャルコースは、スペシャルコースに加えて労働基準監督署、国税、裁判所事務など、公務員試験全般を併願できるコース。

市役所教養コースは、教養のみのコースとなっています。

上記以外にも、LECでは下記の通り様々なコースが用意されているので、一度中身をチェックしてみると良いでしょう。

その他のコース
  • 国家総合職【法律区分】コース
  • 国家総合職【経済区分】コース
  • 裁判所事務官一般職専願コース
  • 国税・財務専門官併願合格コース
  • 福祉系公務員スペシャルコース
  • 心理系公務員スペシャルコース
  • 経験者採用専願コース

他社と比べて安い?高い?

他社の主な料金と比較してみましょう。

なお、比較対象としたのはポピュラーなLECのスペシャルコース。

予備校名 価格
LEC 349,000円
TAC 350,000円
資格の大原 355,400円
EYE 308,000円
クレアール 約21万円
ヒューマンアカデミー 244,400円

大手であるLECTACLECはいずれも35万前後なので、全体としては高めですが大手の中では相場通りですね。

クレアールとヒューマンアカデミーの両社はオンライン専門になりますので、低価格となっています。

ちなみに、LEC、TAC、大原といった大手はオンラインと通学いずれも同じ料金となっています。

費用の面から考えると、オンライン希望の場合はクレアールかヒューマンアカデミーを検討すると良いでしょう。

≫≫関連記事:【コスパ最強】公務員試験予備校クレアールの評判・料金・講座

LECのメリット(強み)

meritと書かれたノート

公務員試験予備校「LEC」のメリット(強み)は、下記の4点。

  1. 業界最多の校舎数
  2. 手厚いフォロー体制
  3. 地方公務員に強い!
  4. 鉄壁の面接対策

1. 校舎が全国にある

LECの校舎数は全部で53校、業界で最大級です。

校舎の内訳は、下記の通り。

北海道・東北

札幌、北見駅前、八戸中央、弘前秋田、仙台

関東

水戸見川、大宮、熊谷筑波、所沢、千葉、水道橋、池袋、新宿エルタワー、早稲田、渋谷駅前、立川、中野、町田、東京八重洲、日本橋、新宿三丁、横浜

甲信越・北陸

新潟、富山、福井南、金沢

東海

静岡、沼津、名古屋駅前

関西

京都駅前、京都、EYE京都、梅田駅前、EYE大阪、難波駅前、神戸、和歌山

中国

松江殿町、岡山、広島、山口、岩国駅前

四国

高松、松山、新井浜駅前

九州・沖縄

福岡、佐世保駅前、日野、長崎駅前、沖縄プラザハウス、那覇本稿

首都圏以外の地方都市にも展開しており、通学の利便性は業界トップ間違いなしです。

直営校と提携校の違い

基本的に提携校では生講義ではなく、DVDまたはWeb講義を自習ブースにて視聴し、学習する形態となります。

提携校は、LECの直営本校ではなく、その地域にて従来から教育事業に熱心な地元企業と提携し運営している学校です。

LECの各種講義をWEB講義(動画配信)・DVD講義を通じて学習していただく事ができ、忙しい社会人・学生の方でも学習ブースをお好きな時間に講義を受講することが出来ます。(要予約)

LEC公式HPより抜粋

競合と校舎数を比較

予備校名 校舎数
LEC 53校
TAC 36校
資格の大原

48校

EYE 3校

次点の大原とは5校の開きがありますので、他の追随を許さぬ規模ですね。

2. 手厚いフォロー体制

LECのフォロー体制はとても手厚く、主に下記の3つがあります。

  • 担任講師制度
  • 合格者アドバイザー
  • 現職公務員講演会

フォロー体制1:担任講師制度

LECの担任制度の説明画像

LEC公式HPより抜粋:LECの担任講師制度について

LECの担任講師は、所属する校舎以外にも全国の校舎にいる講師から担任を選ぶことが可能。

  • 学習スケジュールの提案
  • 最新の本試験の傾向を聞ける
  • 論文添削指導
  • 面接指導

上記の内容について、いつでも話を聞くことができます。

フォロー体制2:合格者アドバイザー

LEC公務員講座を受講し、合格した元受講生に個別相談ができる制度です。

講師とは違った目線でアドバイスをもらえるので、とてもいい仕組みだと思います。

勉強方法については講師から聞けば良いので、メンタル面のケア、モチベーション維持の方法など、受験生ならではの悩みを相談すると良いでしょう。

フォロー体制3:現職公務員講演会(Kフォーラム)

現役の公務員を招き、採用情報はもちろんのこと、業務内容や職場の雰囲気など生の声を聞くことができる場です。

過去の参加省庁、自治体

総務省、厚生労働省、財務省、金融庁、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、裁判所職員、参議院事務局、北海道、札幌市、東京都、東京特別区、さいたま市、横浜市、千葉県、大阪府、神戸市、京都市

3. 地方公務員に強い!

LECの地方公務員対策は徹底されています。

というのは、「面接対策」「論文対策」の2点について、47都道府県別の対策を用意しているからです。

具体的には、面接対策では47都道府県別の重点政策を研究したテキストを用意。

論文対策では47都道府県を6エリアに分け、傾向を分析し、答案例が作成されています。

まさに業界最大手だからこそ為せる技、といったところです。

4. 鉄壁の面接対策

LECの面接対策は、5層の構成で進んでいきます。

  1. 担任講師制度:担任講師によるカウンセリング
  2. 面接マスター対策講座:講座の受講
  3. 都道府県面接対策講座:志望先の47都道府県別に対策を実施
  4. リアル面接シミュレーション(分析):キャリアコンサルタントが志望動機の書き方、自己分析を指導
  5. リアル面接シミュレーション(実践):元公務員・元人事担当者による模擬面接

特に5の「リアル面接シミュレーション」ですが、LEC公式サイトにははっきりと元公務員・元人事担当が担当と書いてあります。

面接官の質にまで徹底的にこだわるLECの姿勢が分かりますね。

もちろん、面接のサポートはWebでも受講することができますので、通学できない人でも問題はありませんよ。

LECのデメリット

公務員試験予備校LECのデメリットは、下記の3点。

  1. 費用が高い
  2. 提携校と直営でサポートが違う
  3. 合格者数が非公表

1. 費用が高い

費用について、今一度振り返ってみましょう。

予備校名 価格
LEC 349,000円
TAC 350,000円
資格の大原 355,400円
EYE 308,000円
クレアール 約21万
ヒューマンアカデミー 244,400円

公務員予備校の中で高価格帯だということは事実です。

費用を抑えたい方はEYEや通信型のクレアールを検討すると良いでしょう。

≫≫関連記事:【他社比較あり】公務員試験予備校EYEの評判・料金・講座を徹底解説!

≫≫関連記事:【コスパ最強】公務員試験予備校クレアールの評判・料金・講座

2. 提携校と直営でサポートが違う

LECの校舎には「直営校」と「提携校」があり、提携校では生講義がありません。

提携校では、LECの提携校通学講座(※)の実施、通信講座の受付を行っています。実施講座・受講料・お申込方法、各種フォロー等、本校と異なる部分がございます。


提携校通学講座とは、LECWEB(又はDVD)講座を受講できる環境を提携先企業が提供する講座です

(LEC公式HPより抜粋)

この点をいいか悪いかと捉えるのは、正直個人次第かな、と思います。

正直、DVDなどの映像形式の方が繰り返し聞くことができるので個人的にはさほど問題ではないと考えています。

なぜなら、DVD形式がダメなら東進ハイスクールなどは全然流行らなかったわけですからね。

面接のフォロー体制など、校舎ごとの不確定要素があるため、デメリットとしました。

LECの名誉のために言っておくと、同じく提携校があるTACも似たような状況ですので、大げさに捉える必要はありません。

3. 合格者数が非公表

LECは通学をメインとする予備校の中で、唯一合格者数が非公表です。

予備校名 合格者数
LEC 上位合格者のみ公表
TAC 5,102名(延べ人数)
資格の大原 3,854名(実人数)
EYE 167名(実人数)
クレアール 公表なし
ヒューマンアカデミー 公表なし

LECは上位合格については公表しており、2020年度では下記の試験で1位合格者を輩出しています。

  1. 労働基準監督官A
  2. 裁判所事務官総合職
  3. 裁判所事務官一般職
  4. 兵庫県(行政A
  5. 和歌山県(種・一般行政)
  6. 静岡県(大卒程度・警察行政)
  7. 群馬県(社会人経験者・行政事務)
  8. 鳥取県(大卒程度・警察行政)
  9. 静岡市(大卒程度・事務A
  10. 国家総合職(大卒程度・人間科学)

他5試験

2位合格、3位合格とさらに続きますが、キリがないので割愛します。

合格者の絶対数は公表していないものの、これだけの上位合格を輩出しているということは十分信頼できると思います。

ちなみに、合格者に関して最もクリアな情報を出しているのはEYEでして、最終合格率64.2%という驚異の合格率となっています。

EYEについては下記の記事でまとめておりますので、興味のある方はぜひ参考にどうぞ。

≫≫関連記事:【他社比較あり】公務員試験予備校EYEの評判・料金・講座を徹底解説!

LECの評判

噂話をする男女

合格者の体験談、生の声を公式HP及びSNSにて集めてみました。

合格者の声

【合格できた理由】

私は公務員受験を決めたのも、学習を始めたのも周りの方よりかなり遅く、勉強を始めた当初は、間に合うのかという不安な気持ちが常にありました。


しかしながら、LECの先生方・スタッフの方々・合格者アドバイザーの方々に何度も何度もサポートしていただき、合格までの最短経路へと導いていただいたと考えています。


(中略)他予備校に比べて、LECのサポートの手厚さは群を抜いていると思います。おかげで、不安な気持ちもなくなり、無事完走することができました。


最終合格先:調布市(1位合格)、東京都Ⅰ類B、横浜市

LEC公式HPより引用

LECを選んだ理由】


担任制度やゼミの制度があり、孤立しにくい環境だと思ったからです。


別の予備校も検討しましたが、そこでは多くの受験生を抱えているせいで、講師や友人と交流しにくいことが考えられました。


LECに通い出してからは、期待通り、講師の方々と交流を深めながら、試験に有益な情報をたくさんいただきました。


それに加えて、アルバイトやボランティア、TOEICなどの準備まで十分にできたことについて、深く感謝しています。


また、試験を最後まで一緒に駆け抜けた、大切な友人もできました。ゼミ制度もあり、面接練習の機会に困ることもありませんでした。


最終合格先:国家一般職(大卒)、国税専門官、福岡市

LEC公式HPより引用

SNSの声

SNSで調べてみると、LECは他の予備校よりも受験生が多いので、多数の声を見つけることができました。

以下に参考となるツイートの抜粋を載せておきます。

2020年以前に合格した人のツイート

2021年度に合格した人のツイート

https://twitter.com/Tokyometro_LEC/status/1427644989245378572

まとめ

summayと書かれたノート

今までの情報を整理すると、LECに向いている人は下記のような方です。

  • 通学を考えている
  • 費用は多少高くてもOK
  • サポート体制を重視したい
  • 強いこだわりがない

LECは校舎が全国にあり、サポートも充実していて高レベルでバランスが取れています。

なので予備校がどれも同じように見えるという人は、LECを選ぶという考えも大いにアリだと思います。

もちろん、前提として、一通りの予備校に関しての情報を集めた上で決断を下すべきなので、まずは情報を集めることが必要です。

LECに申し込みたい方(値引き情報)

LECでは定期的に割引のキャンペーンを行っています。

早割スタート:最大10万円オフ

WEB奨学生割引:最大で30%オフ

詳細はLEC公式HP(下記リンク)を参照ください。

他の予備校が気になる方

LECを含めた主要6校(LECTAC・大原・EYE・クレアール・ヒューマンアカデミー)について、およそ6,000文字での比較記事を作りました。

こちらも参考になるかと思いますので、気になる方はぜひご一読ください。

≫≫関連記事:【2021年8月】公務員試験予備校の徹底比較(元県庁職員が解説)

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