こんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
・公務員と結婚するメリット・デメリット
・公務員にも種類がある話【オススメはどれ!?】
・公務員との出会い方
お疲れ様です、公務員大学 総長のはやたです。
私は、公務員生活9年目の既婚の中堅地方公務員です。(2020年6月時点)
結婚したい職業としての公務員、男性からも女性からも人気があります。
1位 公務員(20.4%)
2位 サラリーマン(10.9%)
3位 医師(8.5%)
1位 看護師(8.9%)
2位 医師(5.2%)
3位 公務員(4.2%)
(引用元:マイナビウーマン(外部リンク))
さて、そんな公務員ですが、実際に結婚相手として考えたときのメリット・デメリットや公務員の結婚観について、解説していきたいと思います。
公務員と結婚するメリット・デメリット
結論としては、公務員と結婚すると派手な生活は難しいものの、穏やかで平和な家庭を築きやすいです。
メリット
下記のツイートをご覧ください。
#結婚相手に求める三大条件
— 軟派公務員@週2出勤体制 (@nanpa_komuin) June 15, 2020
これが本当なら、公務員マジで無双じゃないですか!
いやまぁ現実はアレだから、夢くらい見ておかないと!笑 pic.twitter.com/3ybXNQ8JDS
2020年6月15日、「#結婚相手に求める三大条件」というワードがトレンド入りしました。
テレビ番組でも取り上げられ、現在は「4低」が求められているなどと言われていますが、公務員は「4低」をコンプリートしています。
生活に安定感が生まれる
公務員は「安定している」と言われますが、具体的には下記のとおりですね。衣食住に困ることはありません。
給与:年功序列で上昇するため、家計が予測しやすい
社会的信用:医者以上とも言われ、各種ローンが組みやすい
職員住宅:格安で入居できるため、住宅購入の頭金を貯めやすい。
その他にもたくさんありますが、大体こんな感じですね。
家庭的な人が多い
2018年の男性の育児休暇取得率ですが、下記の通り。
地方公務員(首長部局):10.6%
国家公務員:12.4%
民間企業:6.1%
育児休業が取りやすい環境で、わたし自身もこどもが出来たら育児休業を取ると周りに宣言しています。
実際に丸々1年取っている人もかなり増えてきていますね。
ちなみに、同じ地方公務員でも男社会である「警察官」「消防士」の育児休業取得率はほぼゼロです。下記の通り、ニュースになるくらい珍しい存在となっています。
朝日新聞デジタル(外部リンク):男性警官4人が育休取得へ 高知県警、13年ぶり
穏やかな性格が多い
公務員は窓口業務や委託業者への発注、内部折衝など、コミュニケーションを取る場面がかなり多い職種です。
一方で、ノルマがあるわけでもないので、あまりギラギラせず、マイルドな性格な人が多いです。
窓口にギラついた職員がいたら嫌ですよね(笑)。
もちろん、頭のキレる人もたくさんいますが、それらは財政課や国家公務員総合職のようなレアケースです。
金銭感覚が正常
公務員はだいたい初任給が20万くらいから始まり、毎年6,000円~7,000円くらいのペースで昇給していきます。
営業職にあるようなインセンティブはなく、残業代でのみ給料に差が出ます。
そのため、不意に大金が入ることもなく、常に安定した給料をもらっているため、浪費癖のある人はあまりいません。
公務員でもパチンコや競馬が好きな人もいますが、ほとんど趣味程度で、月に2,3万使うくらいが大多数です。
デメリット
私が実際に公務員を9年続けて感じているデメリットをお伝えしますね。
給料はそんなに高くない
公務員の年収イメージですが、大体下記のとおりです。
20歳~24歳:300万~350万
25歳~29歳:350万~450万
30歳~34歳:450万~550万
35歳~39歳:550万~650万
40歳~44歳:650万~750万
45歳~49歳:700万~800万
50歳~:800万~
特に若い頃がキツイですね。
正直、職員住宅に住んでいないと生活が困窮します。
残業代がどのくらい出るのか、どの自治体に勤めているのかでだいぶ変わりますので、あくまでも目安程度にどうぞ。実際、私は30歳で700万近くまで達しました。
【30歳地方公務員の給料事情】
— 軟派公務員@週2出勤体制 (@nanpa_komuin) June 18, 2020
・年収665万(地域手当20%)
・職員住宅あり(世帯)
・残業600時間くらい
残業なかったら500万ピッタリくらい
地方だと地域手当の分さらに減ります
この数字をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、絶望的に悪くはないというのがわたしの意見です#公務員 pic.twitter.com/VFQaNPdtnT
転勤が頻繁
公務員は異動が多く、短ければ2年、長くとも5年で異動を繰り返します。
国家公務員や都道府県庁職員の場合は、勤務地が広大なエリアであるため、そのたびに引っ越しを余儀なくされます。(市役所は転勤なし)
例えば、私の場合。
出先機関A:2年で異動。
本庁:2年で異動
出先機関B:2年で異動
オリパラ組織委員会:3年目に突入
毎回100㎞近く離れた場所へ飛ばされるため、その都度引っ越しをして住むところが定まりません。
もちろん、結婚をしてこどもができた等、考慮すべき事情がある場合は、遠方への転勤は減りますよ。
公務員にも種類がある話【オススメはどれ!?】
公務員は全国で約330万人ほどおり、労働者の約5%を占めます。
「国家公務員」「地方公務員」と呼ぶことが一般的ですが、その中でも細かく職種がわかれています。
国家公務員
国家公務員は約60万人です。
メジャーなところをいくつか抜粋します。
国家総合職
1府12省庁の職員で、いわゆる「キャリア官僚」。エスカレーターで本省の課長級まではたどり着くことができます。(本省の課長級は年収1,200万程度)
給料も公務員の中では高い方ですが、全国転勤もある上に激務でも有名で、残業が月100時間に達することもザラです。
国家一般職
こちらはいわゆる「ノンキャリア」。霞が関で働く一般的な公務員です。
キャリアとは対照的に、本省の課長が天井となっています。(稀に部長級までいく人もいます)
また、国家一般職の場合はエリアごとの採用区分があり、該当するエリア内で異動をしていくため、国家総合職ほど転勤は発生しません。
自衛官
自衛隊に勤める人たち。全国にある駐屯地等に配属されます。
実は異動はほぼなく、昇級を伴う場合などを除き、初めに配属された駐屯地に居続けることが多いです。
その他専門職(国税専門官・刑務官など)
税務署やハローワーク、刑務所の職員さんのことです。
国家一般職と概ね同じイメージです。
地方公務員
地方公務員は約270万人です。
都道府県庁職員
都道府県庁に勤務する職員です。
県内全体に庁舎があるため、転勤を伴うことが多いです。
市役所職員
市役所に勤める職員です。
政令市などでは各区間での異動があるものの、市内から出ることはないため異動はありません。政令市は県庁よりも給料が高いことが多いですね。
警察官
県庁所在地にある警察本部又は、各地域を所管する警察署(所轄とも呼びます)が勤務先になります。
県庁と同じく、県内すべてが異動対象です。
基本は土日休みですが、当直や緊急時の呼び出しなど、不規則な勤務形態になることもあります。
警察官は危険を伴う仕事でもあるため、給料は県庁・市役所と比べてやや高めの水準になっています。教員と異なり、残業代は支給されます。
教職員
高校は県に採用、小中学校は各市町村の教育委員会の採用となり、学校が勤務先になります。
県内の各エリアを管轄している「教育事務所」という行政機関があり、この管区内で異動をしていきます。
他の職種との決定的な違いは、残業代が出ないことです。
ただし、教職員の場合は基本給が行政職よりも4%程度多く上乗せされており、これが事実上の時間外手当となっています。
どの公務員を狙うのがオススメ?
バリキャリが好きなら国家公務員総合職、体育会系が好きなら自衛官や警察になりますが、安定した生活を求めるのならば地方公務員の中でも市役所職員が最強です。
市役所職員は県職員と異なり転勤を伴う異動はなく、ずっと同じところに住み続けることができますので。
政令市の職員ならば異動もないし、県庁よりも給料が(若干ですが)高いことが多いです!
もちろん、小さい市役所だと、街を歩くと知り合いに会う頻度が高くプライベートがなくなることもありますが、大した問題ではないと思いますよ。
公務員との出会い方
公務員の恋愛で最も多いのは「職場恋愛」ですが、この記事を見ている皆さんは公務員ではありませんよね。
そのため、外に出て公務員と出会う必要があります。
公務員は出会いに飢えている
職場恋愛が多いことは事実ですが、公務員は若手が少なく、業者との接触にも制限があるため職場恋愛しか手段がないと考えている公務員は多いです。
一方で積極的に出会いを求めている公務員も増えています。
私の周りでもマッチングアプリや婚活パーティ、街コンなど、積極的に出会いを求めている人もかなり多いです。
今の20代、30代はネットが普及している世代だということが大きな要因になっていそうですね。
ちなみに私は妻とマッチングアプリで出会いました
公務員の結婚観
「公務員は真面目でおしとやかな人が好き・・・」なんてことはありません。
イマドキの若手公務員は、結婚は恋愛結婚、家庭は2人で築き上げるモノだと認識しています。育児休業の取得率の高さが、その証拠です。
自分1人がバリバリ働いて、奥さんは専業主婦で家庭を守ってもらいたい、と考えている保守的なタイプは少数派です。
むしろ逆で、相手のキャリアも尊重したい、共働きでやっていきたいという「男女平等主義」な考え方が多いです。
数値的な根拠はありませんが、公務員同士で結婚した夫婦で奥さんが退職したケースを1度も聞いたことありませんので、感覚的に正しいと思います。
もちろん、国家公務員総合職のような職種と市役所職員では考え方も異なるので、ひとまとめにはできないのですが、傾向としては間違いないと思います。
まとめ
記事の要点をまとめます。
・公務員と結婚するメリットは、公務員は穏やかで家庭的、金銭感覚など一般常識も備えているので、安定した生活を送ることができること。
・デメリットは、あまり大きな贅沢をすることができず、職種によっては転勤を伴う異動が多い場合があること。
・公務員にはたくさんの職種がある。安定した生活を求めるならば、異動が少ない市役所職員がオススメ。その中でも給料がよいのは政令市。
・公務員は職場内恋愛が多いけど、外に出会いを求めている人もたくさんいる。(このブログを書いている人はマッチングアプリで結婚した!)
・公務員は男女平等主義であり、結婚しても共働きでいてほしいと考えている人が多い。
公務員は人柄がいい人が本当に多いので、人生のパートナーとしてかなり優良物件だと思います。
皆さんが公務員と出会い、今よりも素晴らしい人生が送れるようになることを応援しています。
≫≫関連記事:【現役公務員監修】公務員と出会えるマッチングアプリ3選
≫≫関連記事:公務員と街コンで出会う方法【限定イベントに参加すべし】