おつかれさまです、公務員大学 総長のはやたです。
公務員試験をパスして新しく職員となる方、これから受験される方。服務規律について、気になりますよね。
現役7年目の現役地方公務員としての経験から、意外にも自由な?公務員の服装について話したいと思います。
明確なルールはない
意外かもしれませんが、明確なルールはありません。
県民・市民に対しての立場があるため、どんな服装であれ、最低限のマナー(TPO)を守った範囲であれば、基本的に誰も文句を言いません。
ただし、あまりにも派手な格好やだらしのない格好はアウトです。
Gパン、ハーフパンツ、Tシャツ、金髪
ルールはないといっても、これから遊びに出かけるような行き過ぎた格好はNGということです。
男性の場合
男性の場合は、一般的なビジネススタイルであるスーツ+ワイシャツ+スラックスがほとんどです。
スーツの色については、ブラックとネイビーが8割、残りの2割がグレーといった具合が多いです。ストライプは入っていても構いません。控えめな人が多い業種ということもあってか、ギラギラした感じのスーツを着ている人はあまり見かけません。
シャツについては、ホワイトがほとんどですが、スーツの色に合わせた色モノのシャツでも問題ありません。私もよく薄いピンク、パープル、ネイビーのシャツを週2くらいで着てました。
なお、職場に着いた後は、上着を作業着にしたり、スポーツ系の羽織ものへ着替える人が多いです。職場内では、サンダルもOKです。
土木系部署のように現場へ行くことが多い部署では、下記のような服装の人が多いイメージです。
髪型
髪型も指定はありません。
ガラ悪くても坊主ヘア、OKです。
チャラくてもパーマ、OKです。
整髪料ももちろんOKです。私の場合は、ジェルを主に使用しておりましたが、ワックスももちろん大丈夫。寝癖のままでももちろんOKです笑笑(あまりひどくなければ笑)
ただ、男性で染めている人は見たことがありませんでした。仮にいたとしても、茶髪はアウトでしょう。髪型なのでそもそもあまり制約すべきものではありませんが、やはり行政マンとしての節度は守らなければいけません。
夏季(クールビズ)
夏季期間(5/1〜10/31)は、クールビズのため、軽装が奨励されます。
ノージャケット、ノーネクタイ、半袖のワイシャツはもちろん、ポロシャツやチノパンといったスポーツカジュアルもOKです。(上記の写真くらいまでの格好なら、余裕でセーフです)
役所では、こういった人事的な試みが始まると、上司が真っ先に取り組みます。課長が地元をPRするシャツを着ていたりと、若手よりも派手なことが多々あります。上の人がラフな格好をしてくれるので、我々下々の者も非常に軽装をしやすく、よい環境かと思います。(参考ニュース記事:ご当地シャツ夏の装い 焼津版クールビズ、市外にPR|静岡新聞アットエス)
当然、オフィシャルな会議でもノージャケット、ノーネクタイです。ネクタイ着用でも別にいいのですが、少数派です。オフィシャルな会議ではワイシャツが基本ですが、首長や人事部が奨励している地元産材を使ったポロシャツなどを公式な場でも使用できると認めている自治体もあります。
※自治体により、運用に差があります。
女性の場合
女性の場合は、男性よりさらに自由度が高まります。
セミフォーマルな服装が最も多く、スーツを着ている方はほぼいません。新規採用職員さんが、初めの1ヶ月くらいスーツでいるくらいで、ブラウス+クロップドパンツ又はスカート+パンプスもいったセミフォーマルな服装が最も多いです。上の画像のような感じですね。(もっといい画像は探しています。苦笑)
冬場ではニットもOKです。もちろん、赤や黄色の目立つ色はNGですが。
男性と異なり、出先でも作業着の方はあまりいません。(いることはいる)
男性よりは自由度が高いといっても、さすがにミニスカートや胸を強調した服はアウトです。今まで見たことないですが、少なくとも女性職員(&住民)からの反発は避けられないでしょう。野郎どもはニコニコして何も言わないと思いますが笑
髪型
男性と同じく、指定はありません。
パーマをかけてもOKです。
整髪料はもちろんOK。
たぶんアフロはダメです笑
黒髪が最も多いですが、軽くブラウン系の色を入れていてもOKです。ここは男性と異なる点ですね。もちろん、金髪や奇抜なカラーはアウトですよ!クレーム一発退場です!
あくまでも、常識の範囲内が大原則。公序良俗に反しないこと、公務員試験で散々出てきたことです。
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