公務員試験全滅でも、人生終わりじゃない。むしろ新たなスタートですよ。
公務員試験全滅・・・終わった・・・。今から就活なんて無理・・・。
公務員試験だめだったー・・・。どうしよう、浪人した方がいいのかな・・。

公務員試験は、難関試験です。受験したすべての機関が合格したおめでたい方もいれば、全く逆の結果となってしまった方もいるでしょう。

第1希望ではなく第2希望だった、という方はまだよいでしょう。

全滅してしまった方は、路頭に迷ってしまう心理状態になってしまうかと思います。1年間頑張った成果が出なかったのでは、そういう気持ちになってしまいますよね。

でも、公務員試験に受からなかったからと言って、人生は終わりではありません。むしろ、新たなスタートを切る瞬間だと私は考えています。

公務員試験が全滅だった場合、どのような心構え(マインドセット)で今後の就職活動などに取り組めばよいのか、現役公務員がお話しいたします。

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公務員試験全滅=公務員に向いていないということ

厳しいことを言いましょう。公務員試験で、特に面接試験で不合格だったということは、公務員として的確な人材ではないと烙印を押されたということです。

誰が何を言おうが、それは紛れもない事実です。慰めなんて言っても仕方ないんですよ。

ですが、少し視点を変えてみると、ポジティブな要素が浮かんできます。

あなたは、公務員としては向いていないということが、明確に判断できるようになったのです。

就職して悩む人もたくさんいる

公務員でも民間でも、

  • 俺は本当にこの仕事が向いているのか
  • 他の仕事をした方がいいんじゃないか
  • 公務員(民間)よりも民間(公務員)の方が向いているんじゃないか

このように悩む人はたくさんいます。私だってその一人です。

でも、あなたはそれをする必要がないんですよ。試験官が見抜いてくれたんですから。不要な将来の選択肢を切ってくれたと、ポジティブに捉えるべきです。

就職活動か、再挑戦か

公務員試験に全滅した場合、就職活動をするにしても、再度試験を受けるにしても、すぐに切り替えて行動しなければいけません。

私自身は民間への挑戦を勧めますが、それぞれの心構えやメリデメを説明します。

公務員試験全滅=民間は無理ではない

公務員試験と民間企業の就職活動は、全くの別物です。

人材のイメージでいうと公務員試験はきれいな六角形の形をした、人当たりのよい、マイルドな人材を求めています。住民対応があり、様々な部署をめぐる公務員は、ジェネラルに物事を遂行できるタイプが求められるのです。

一方、民間企業ではそれぞれの個性が重んじられます。何か光るものを持っているかどうか、が採用のカギです。

ですから、公務員がダメだったから民間がダメというわけではありません。(逆も然り。)本記事後半で紹介する当方の友人は、公務員試験に全滅でも、その後見事に大手企業へと就職を果たしています。

公務員試験の再挑戦は厳しい

一方、公務員試験への再挑戦はかなり厳しいものだと言わざるを得ません。

特に面接試験で落とされている場合、自分の人柄が公務員として不適格と判断されたことになります。面接試験は、何が悪かったのか教えてくれませんので、改善のしようがないのです。

ですから、面接試験の受け答えを改良して再度挑戦したとしても、間違った方向にいってしまう可能性もありますし、非常にリスキーと言わざるを得ません。

実際、当方の知人でも再挑戦して成功した人はいません。

筆記試験が全滅だった、という人ならば再挑戦しても可能性はありますが、例えば半年、1年かけてダメだったのならば厳しいでしょう。根本の理解力が、公務員という職に就くためには足りていないということです。

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筆者の友人の事例

私の友人A君の事例を紹介しますね。

彼は私と同じマーチ卒で、一浪していたため年は1つ上の同級生でした。

彼は地方公務員をメインで考えており、「東京都特別区」「地方上級」「市役所C日程」を受験し、地方上級と市役所C日程の筆記試験に合格、面接試験までたどり着きました。

しかし結果は不合格。

翌年、浪人して再挑戦しましたが結果は同様。すべての公務員試験で、面接試験で不合格という結果を突き付けられてしまったのです。

そこで一念発起したA君は、民間への就職活動を決意。結果はあっさりと出たようで、日系の大企業へと無事に就職が決まりました。普通に公務員よりもお給料がよい会社です。私が就職したいくらい。

と、このように公務員はダメでも民間はすんなり合格、ということもあるのです。

特に現役学生の皆さんは新卒ブランドがあるうちに就職した方が絶対に利口です。

最後は、自分の心に従うべし

この記事のロジックは、公務員試験全滅⇒公務員不適格&再調整は厳しい⇒民間はそうとうは限らない⇒民間への切り替えで行こう!という流れで構成されています。

ですが、どうしても公務員になりたい人、強烈な志望動機を持っている人はいるでしょう。

そういう人の再受験を妨げる気はありません。

ですがいばらの道だということは理解しておいていただきたいです。

民間へと舵を切るか、再受験するか。最終的には自分が何をしたいか、これに尽きます。

再挑戦しても、ロスするのはたったの1年です。大学生からすると大きいかもしれませんが、30歳にもなるとたかが1年、そう思います。

自分がどう転んでも後悔しない、そんな選択をしてくださいね。

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まとめ

  • 公務員試験に不合格ということは、公務員として不適格な人材だということ
  • 公務員に向いていないことは、民間の人材として向いていないということではない
  • 公務員試験の再挑戦は難しい
  • 公務員試験が全滅でも、大企業へ就職が決まった人もいる

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