

こんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 30代地方公務員が転職活動した結果
- 公務員からの転職が難しい理由
- 公務員から転職を成功させる方法
こんにちは、はやたです!
この記事を書いている僕ですが、「30代」「地方公務員(県庁)」「コロナ禍」という三重苦の中で内定を4つ獲得し、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。
公務員から民間企業への転職を実際にしてみた感触として、「やはり簡単ではないな」と感じました。
しかし同時に、転職が困難だというわけではないこともわかりました。(実際に転職できましたし。)
今回の記事では、公務員から民間企業へ転職した経験をもとに、公務員からの転職が難しいと言われる理由とその対策について解説していきたいと思います。
本記事は転職エージェントに登録しよう!をゴリ押しする記事ではないのでご安心ください(笑)
書類作成に関しての記事が見たい方はこちら!
この記事の目次
30代地方公務員が転職活動した結果
公務員から転職が難しいことは事実ですが、準備をきちんとすれば問題なく転職はできます。
下記ツイートをご覧ください。
【ご報告】
本日で1ヶ月半の転職活動が終わりました。
・コロナ禍
・31歳
・公務員
という三重苦の中、内定を4ついただくことができました。
エンジニア目指した半年でしたが、最終的には『webマーケター』になることを決めました。やっぱりこっちの方が性に合ってます笑
皆が気になる年収は
↓↓
3つの職種で合計4つの内定を獲得しました。2021年の2月~3月に行動したので、コロナ禍真っ最中にも関わらず、です。年収も450万なので、多少下がりましたがそこまで悪くない数字だと思います。
公務員からの転職は難しいことは事実なのですが、頑張り次第で十分に達成できると言えますね。
公務員からの転職が難しい理由
公務員からの転職ですが、民間→民間の転職と比べると、少し難しいです。
なぜなら、公務員は民間企業から見てほぼ全ての職種で「未経験者」扱いになるからです。
民間企業は経験者を求めている
転職市場においては、民間企業は実務経験者を求めています。
日本の会社は中小企業が圧倒的に多いので、大手企業のように新卒を青田買いして、教育することは難しいですからね。
Webマーケター:SEOの知識、分析ツールの使用経験
エンジニア:アプリ開発経験
実際のところ、転職サイトにある求人のほとんどは上記のような実務経験を求めています。
公務員の仕事をしていても、民間企業で利益に貢献するためのスキルは身につかない事が、公務員からの転職を難しくしています。
実際の求人をお見せします
下記の画像をご覧ください。
必須経験として、下記のいずれかの経験となっています。
- HTML/CSSを使ったコーディング業務の経験
- Googleアナリティクスを使った解析業務の経験
- Webサイトの保守運用の経験
上記は私が実際に応募した求人です。
このような形で、企業は転職者に「経験」を求めるわけですね。
公務員の書類通過率は10%前後
私の観測範囲内になりますが、転職活動をしている人の書類通過率は概ね10%程度でした。
民間企業に入ったからこそわかるのですが、元公務員を採用するメリットはなく、「元々未経験でもOK」と考えている企業さんでない限り、なかなか内定までたどり着けないわけです。
と言っても絶望する必要はなく、後述しますがやり方次第で転職は成功させることができます。
実際に私は書類通過率は30%超でしたので。
ただ、事実として転職市場は元公務員を求めていないので、厳しい環境に置かれていることは認識しておきましょう。
公務員からの転職を成功させる方法
公務員からの転職を成功させるには、「最強の未経験者」になることが必要です。
未経験者ながらも実務経験者クラスの力をつけることで、企業側に「話を聞いてみよう」と思わせることができるからです。
未経験者にも門戸は開かれている
「公務員からの転職が難しい理由」にて経験者が求められていると話しましたが、それはあくまで理想の話。
実際の採用の現場では「未経験でもポテンシャルがあればOK」と考えている事もしばしばで、こういった企業を狙います。
なぜなら、多くの会社はネームバリューがないため、自分たちの理想の人材が応募してくれることは難しいと理解しているんですよね。
【💡Tips💡】
これは採用を担当するとわかるのですが、求人通りのスキルを持った応募者は少数で、未経験者やダメそうなフリーランスからの応募は結構多いんです。
なので未経験者であっても、自走力が高そうな人材や、経験者と遜色ない知識を持っている場合は採用することも普通にあります。
私が今の会社に採用された理由

ウチの会社は自分で勉強して挑戦する人が好きだし、私もそういう人と仕事をしたい
公務員はコミュニケーションなどヒューマンスキルは高い人が多いので、最初の実務経験に対するハードルさえ越えれば、転職に成功できるんです。
筆者が転職で準備したこと
例えば私の場合、エンジニアとWebマーケターで悩んでいたので、それぞれ経験を積み上げました。
エンジニア:HTML/CSS/PHP/Laravel/AWSを用いてポートフォリオの作成
→600時間くらい
webマーケター:ブログ100記事作成。GoogleAnalytics、サーチコンソールを使ってPDCAを回す経験を積む。
→1000時間以上
上記の感じですね。
特にWebマーケターの経験値は、1年程度の実務経験者を凌ぐレベルの知識量になっていたので、書類通過率が4割近くにまで登っていました。
大事なことは「何ができるか」
実際に転職活動をするとわかるのですが、「公務員」に関することは質問されません。
公務員だろうが飲食店勤務だろうが、未経験者は未経験者ですから。
聞かれることは、「あなたは何ができますか?どんなことをやっていますか?」というスキルに関する質問ばかりです。
その際、自分が積み上げた経験を話す事ができれば、マッチングする会社が必ず出てきます。
転職活動は、自分がいきたい会社との出会いを探すというより、自分を拾ってくれる会社が現れるまで粘るイメージを持つといいですね。
よくある質問:何を学習すべきかわからない
学習する内容は、求人票に書いてあります。
求人票は転職サイトに載っていますので、必ず登録して、できれば毎日チェックして業界知識を身に付けるようにしてください。
私が実際に活用した転職サイトは、「【公務員から民間】おすすめ転職サイト・エージェント(転職成功者が語る)」にまとめてあります。
この作業はとても大切で、転職を考えている会社員は常に転職サイトの求人を見ています。
業界のトレンドは何かを把握せずに未経験者が転職活動をして、面接官と会話がかみ合わないことはよくある話です。
公務員からの転職は時間との戦い
この記事にたどり着いたあなたは、公務員からの転職を検討されていると思います。
正直に言いますが、悩んでるヒマがあるなら行動した方がいいです。
なぜなら、1日経つごとにあなたの労働市場価値は下がっていきますので、時間が経てば経つほど転職が難しくなるからです。
毎年市場価値は下がっていく
転職市場における公務員の労働市場価値は、自分の給料と反比例して下がっていきます。
スキルがないまま年齢が上がっていくわけですからね。
具体的には、未経験者の採用でも同じスキルならば年齢の若い方が採用されるということです。
なので20代後半、あるいは30代前半の人たちはその点を肝に銘じて行動すべきです。刻一刻を争うという認識を持って転職活動に取り組みましょう。
≫≫関連記事:【30代向け】公務員が転職を成功させる戦略とは?
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 公務員を続けていても民間で使えるスキルは身につかないため、転職の難易度はやや高め。
- 未経験でもポテンシャルがある人材は採用してくれる企業は一定数あるため、その企業とマッチングすることを狙う。
- 民間企業が欲しがるスキルを身につければ、問題なく転職できる
- 転職したいと思った時が転職活動を開始するタイミング
公務員からの転職は、確かに難しい側面があります。
中には偏見を持った人事がいることも事実です。
しかしながら、私を含め先人たちが前例を積み上げており、風向きは確実に変わって来ています。
公務員から転職したいと思ったら、その思いはずっと消えません。
すぐに行動して、行動しながら思考すればいいと思います。
皆さんの転職活動が成功することを、心から応援しています!