公務員に向いている人の特徴【スキルは不要】
公務員になりたい人
公務員になろうと思っているけど、自分の性格が公務員向けかわからない。どんな人が公務員に向いているのか教えてくださいな。

こんな疑問に答えていきます。

本記事の内容

・公務員に向いている人の特徴

・持っておいた方がいいスキル【特になし】

・公務員の仕事で一番必要なこと

お疲れ様です、公務員大学 総長のはやたです。

先日、下記のツイートをしました。

公務員を志す方は「自分は公務員に向いているのか」気にしたことがあると思います。

「コミュ力」「飲み会が好き」とかではなく、役所という組織で働くということを考えた際にどういう人材が公務員向けなのか、深掘りしていきたいと思います。

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公務員に向いている人の特徴

ざっくり4つの特徴があると考えています。

①メンタルが強い人

公務員の仕事は「調整」「住民サービス」が中心です。

住民サービスのお客さんは「住民全員」ですが、主な客層は「社会的弱者」です。しかも料金は無料で申請するだけ。

そのため、通常の客商売では考えられない客(住民)を相手にすることが多々あります。

例えば徴税担当者になると窓口で恫喝、脅迫まがいの暴言を吐かれることは日常茶飯事です。

また、ちょっとしたことですぐにマスコミに叩かれることもあります。

うちの自治体では「メールをBccで送らなかった」だけで記者会見を行って局長が頭を下げていました。病的ですよね・・・

叩かれやすい職種であるため、少しのコトでは動じない心がある人は公務員に向いていますね。

②年功序列の上下関係に抵抗がない人

公務員の世界は完璧に年功序列です。

どんなに優秀な職員でも、50歳にならないと課長にはなれません。

めちゃめちゃ仕事ができる若手が、ポンコツ課長に振り回されるなんてことは日常茶飯事です。しかも若いうちはベテラン職員の半分以下の給料です。

もちろん、中にはバリバリの50代もいますが、本当に座っているだけの人も一定数いることは紛れもない事実です。

役所の世界では必ずこの事実に直面するので、年功序列に慣れている人が好いと思います。

③優しすぎない人

公務員は法に基づいて業務を遂行するため、時に助けを求めている社会的弱者を見放さなければならないことがあります。

例えば、介護サービスや障害福祉サービス、生活保護の申請業務は支給決定できる要件が厳格に決められていますので、要件を満たさなければ却下しなければなりません。

生活保護の担当をしていた友人が、基準に満たないことを話したところ、「飢え死にしろってことですか・・・」と号泣されたことがあるそうです。ガチでキツイですよね。

もちろん、住民に寄り添うための優しい心は必要なのですが、感情移入しすぎてしまうタイプの人は、ちょっと気を付けた方がいいと思います。

④正義感が強すぎない人

公務員は許認可だけでなく、時に権力を行使して私権を侵害することも仕事です。

わかりやすい例だと、税金の徴収ですね。

税金を払わないことは、法律違反なので悪いことです。ですが滞納者にも個別の事情があります。この場合の正義は「税金を徴収すること(滞納率アップ)」ですが、相手の事情を汲み取らずに、徴収手続きを進めていけば必ず反感を買います。

また、どんなに頑張っても徴収率100%にはなりませんし、うまく隠す人も必ずいますから、割り切れる精神が必要です。

持っておいた方がいいスキル

出世を狙うサラリーマン

「公務員として仕事をしていく上で、特に必要なスキルはありますか?」と質問されたことがありますが、その答えは「特になし」です。

公務員の人事は適材適所

公務員の仕事は本当に幅が広いです。

・総務

・観光

・福祉

・土木

・防災

・税務

・教育etc

こんな幅広な事業を行っている会社はありません。

そのため、何かしら適正がある部署に置かれます。

細かい作業が得意なら総務系、ちょっと雑多なところがあるけど行動力がある人は土木・観光など事業系の部署にちゃんと配属されます。

もちろん、ゼネラリスト志向の公務員ですから、自身の能力が発揮でいない部署に配属されることもあるのですが、誰もが通る道です。

公務員は自分の能力に見合った部署に適切に配属されるので、「この能力が必要」というのはありません。

求められるスキルは民間と同じ

公務員にも当然「論理的に説明する能力」「資料作成能力」「コミュニケーション能力」はあった方がよいし、仕事ができる人は皆これらの能力を持ち合わせています。

ただ、これらのスキルは公務員というより「社会人」として必要なものなので、別に公務員だから必要、必要ないという性質のものではありません。

仕事をしていく上では持っておくに越したことはない能力ということです。

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公務員の仕事で一番必要なこと

ずばり「モチベーション」です。

公務員は多様化が進んでいる

古典的なイメージが強い公務員ですが、公務員の業務は急速に拡大・変革しています。

トップダウンが特異な知事の出現や、行政サービスのオンライン化による迅速化、高齢者の運転免許返納や自動運転技術、訪日外国人の激増など、公務員を取り巻く環境は日々変わっています。

公務員になることが目的になってしまいがちですが、これからの時代は昔のようなのんびりした公務員生活を送ることは難しくなってくると思います。

決して高給取りでもない公務員は、志を持っていないと続けていくことが困難な時代を迎えています。

自分が公務員になったらどんなことをしていきたいのか、モチベーションを保てる理由を見つけておくことが、公務員として仕事をしていく上で最も大切ですよ。

性格診断サイト(無料)

最後に、性格診断ができるサイトのリンクをつけておきますね。

もちろん登録・利用ともに無料ですよ。大手転職サイトの機能の一部ですから。遅かれ早かれ登録することになります。

自分で性格を分析するのは意外に難しいので、暇つぶしにでもやってみてください。

 

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