こんな疑問に答えてきます。
本記事の内容
・公務員からの転職戦略【専門性が重要】
・専門性がない人は個人で稼ぐ道を探そう
・公務員から転職する手順
お疲れ様です、公務員大学 総長のはやたです。
私は現役の地方公務員で、2020年4月より公務員生活9年目に突入した中堅職員です。
公務員になってから3年目~7年目の間で、私の同期と後輩で約10人が転職しました。(私の周りだけで10人なので、県庁全体ではもっといます。)
2020年初めに結婚式があり偶然集まる機会があったので、彼らの転職ストーリーを聞いてきました。
そこで今回は、実際に転職した人たちの経験を元にした「公務員からの転職戦略」について、解説していきたいと思います。
公務員からの転職戦略【専門性が重要】
民間も公務員も転職に必要なことは同じで、専門性が求められます。
生え抜き職員にはないスキルを持った人材を、外部から引っ張ることが求人側の意図ですから。
実際に転職に成功した職員の話を基に、解説していきます。
歩んできたキャリア=専門性
下記のツイートを見てください。
【知人の県庁職員の転職事例】
— 軟派公務員@Tokyo2020出向中 (@nanpa_komuin) May 2, 2020
危機管理部局へ配属
↓
内閣府でBCP策定に従事
↓
財政課へ配属
↓
危機管理コンサルへ転職(20代後半)
公務員からの転職でも、専門性を活かした仕事は見つかります。
民間の転職と同じく、求められることは経験と知識。#公務員から転職
彼は自身の危機管理に関する経験を武器に、危機管理のコンサル会社への転職に成功しました。
「公務員は業務内容が民間と異なるから転職には不利」との意見もありますが、それは自身の歩んできたキャリアと、やりたいことによるということですね。
今一度、自分のキャリアを振り返ってみましょう。
キャリアを活かした公務員の転職パターン
後輩の例だけだとイメージがわきづらいと思うので、いくつか例を挙げてみます。
知事部局
・商工系部局⇒中小企業支援団体職員
・土木系(技師)⇒交通コンサル
・税務、会計部局⇒経理職
その他職種
・教員⇒学校法人、学習塾、教育コンサルタント
・警察、消防⇒探偵、警備員、危機管理コンサルタント(安全保障分野)、自動車学校
・国税専門官⇒税理士免許取得後に税理士法人へ
・労働基準監督署⇒労務・法務系の職種
民間だって専門性がないと難しい
「公務員だから転職が難しい」とよく耳にすると思いますが、正しくは「公務員の経験値を全く活かさない職種を目指すことは難しい」です。
これは民間での転職も同じで、経理一筋10年の人が証券トレーダーを目指そうとしたら難しいことは容易に想像できますよね?
公務員はまさにそのパターンで、普段の仕事が民間の仕事に直接結びつく部分が少ないのです。
ですから、専門性を活かせた転職ができる人はその専門性をフルに活用することが、公務員からの転職では必須なのです。
元公務員に求められること
もう1つ、元公務員に求められることとして、「行政とのパイプ」があります。
言い方を替えると、「自治体向けの法人営業」ということです。
自治体の仕組みを理解している社員が内部にいることで、交渉を進めやすくするなることは想像できますよね。予算に関する知識が豊富だと、なお吉です。
私の後輩は国出向に加え財政課の経験値までありましたから、鉄壁のキャリアだったと思います。人事はさぞ嘆いたでしょう・・・。
専門性がない人でも絶望しなくて大丈夫です
「あなたの専門性は何ですか?」と言われても、答えられない人は多いと思います。正直私もその一員。
専門性がない人たちがそのままの状況で転職することは、難しいでしょう。
その場合は自身で学び、専門性を高めることが戦略として考えられます。
専門性を自身で身に着けて転職した事例
公務員は人事異動がほぼ100%運ゲーなので、専門性を身に着けようと思っても思うようにいきませんよね。
しかしながら、その自分の置かれた環境を理解し、業務終了後の時間を使って勉強することで専門性を身に着け、転職に成功した人たちがいますので、紹介しますね。
公務員⇒パティシェ
退職時の年齢:26(4年目)
転職のためにしたこと:専門学校の夜間クラスに2年通い、卒業したタイミングで転職。
働きながら専門学校を卒業するなんて、とても根気がいることですよね。彼の場合は調理系のようですが、他の職種でも応用できると思います。(プログラミングスクールとか)
公務員⇒Webマーケティング会社
退職時の年齢:30代前半
転職のためにしたこと:ブログ運営、Webデザインの勉強
もともと副業としてブログ運営を長らくしており、そのノウハウを活かして転職したパターンです。
本業で副業の勉強をすることができ、さらに家に帰れば副業でブログができるという、極めて戦略的な転職パターンです。実際に彼は役所時代と給料は変わらないけど、副業が爆伸びしたため、年収が2倍になっているそうです。
私はブログに賭けています
なぜブログがいいかというと、リスクがゼロだからです。
ランニングコストは年間1万円程度であり、株やFXのような値幅変動がありません。もちろん合法です。
ちなみにこのブログは毎月1万円ですが、収益を生んでいます。
興味がある方は、「公務員は副業でブログ運営をすべき【職場にはバレません】」を参考にどうぞ。
>>関連記事:初心者がワードプレスでブログを始める手順【15分で完了します】
公務員から転職する手順
公務員から転職する手順は、ズバリ「転職サイト」「転職エージェント」に登録する。これだけです。
民間からの転職と流れは同じですね。
求人は転職サイト・転職エージェントが持っているので、そこへ登録して情報を集めていくことは絶対に必要です。
オススメ転職サイト・転職エージェント(無料)
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企業を選ぶ意識を持つ
転職活動の本質は、転職サイト選びではなく、自分が求める企業へ転職することです。
まずはサイトへ登録してみて、どんな求人があるのか眺めてみる。そこで気になる求人があればチェックして、コレだと思ったら応募し、話を聞いてみる。
転職サイトやエージェントはツールであり、この一連の作業できちんと企業を選んでいくことが大切です。
まずは行動しましょう
現状を変えたければ、まず行動しながら考えていくことです。
たくさんの人と関わってきた経験から言えることですが、「今すぐに行動できない人」は結局何もしないで終わる人が大半です。
今すぐにできることは、転職サイトへ登録をしてみて、求人をチェックしてみることです。
退職することもすぐにできることですが、心理的・経済的プレッシャーが大きすぎるので、退職の申し出は最後のステップにとっておきましょう。
どのサイトも無料で5分程度で登録ができますので、ぜひこの機会に行動してみてください。
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