こんな疑問に答えていきます。
✔️本記事の内容
- 公務員に転職すると給料は少し下がる話
- 公務員に転職するメリット
- 公務員になるためにすべき行動
こんにちは、元公務員のはやたです!
この記事を書いている僕ですが、9年間地方公務員として勤め上げ、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。
公務員試験は現役で合格し、民間への転職経験もあるので、会社員と公務員それぞれの視点で有益な記事を書いています。
今回の記事では、社会人が公務員への転職を考える際に、とっても気になる「給料」について書いております。
私の過去の給料の明細も公開しているので、ぜひ最後まで見てくださいね!
公務員に転職すると少し給料は下がる
公務員に転職すると、前職よりも下がる可能性が高いと思います。
その理由について、公務員の給料システムから順を追って説明していきます。
公務員の給料システム
公務員の給料システムは法令によって厳密に決められており、給料表を用いて決定します。
具体的には、横軸の「級」と縦軸の「号」で給料が決まります。
級:給料表の横軸のことで、昇格すると次の級に進みます。
号:給料表の縦軸のことで、昇格や定期昇給の際、決められた分上がっていきます。
例えば、国家公務員の一般職の場合、最初は2級1号と決められています。
これが1年経つと2級4号、再来年は2級8号、30歳で昇進したら3級1号といった具合に給料表のマス目を進んでいきます。
中途採用者の初任給の決定方法
中途採用者の給料ですが、下記の計算式で決まります。
・初任給+(経験年数×換算率×昇給額)
この「換算率」という言葉は聞き慣れないと思いますが、前職が役所の仕事と関連性があれば100%、関連性が薄ければ80%ということになっています。
要するに、前職が役所の仕事と関連があれば、同年代の職員と全く同じ給料が支給され、前職の関連性が薄い場合は少し低めから給料がスタートするということです。
民間で10年働いた人の場合
具体例を見ていきましょう。
【前職が類似した職種だった場合】
・経験年数10年×1.0=10年
→10年目の職員と同じ給料となります。
【前職が公務員と関係のない職種だった場合】
・経験年数10年×0.8=8年
→8年目の職員と同じということになりますね。月給にして1.5万~2万、年収にすると30万前後低くなります。
東京23区や大阪市、名古屋市の場合は地域手当が上がるので、もう少し高めです。
【公開します】実際の給料
私が30歳になった時の給料について、公開しているので載せておきますね。(都内に出向中の時なので少し高めです)
【30歳地方公務員の給料事情】
- 年収665万(地域手当20%)
- 職員住宅あり(世帯)
- 残業600時間くらい
残業なかったら500万くらい
地方だと地域手当の分さらに減ります
この数字をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、絶望的に悪くはないというのがわたしの意見です
公務員に転職するメリット
公務員と会社員の両方を経験したからこそわかる、公務員のメリットをご紹介しますね。
給料の安定感が抜群
公務員は給料の安定感が抜群です。
このコロナ禍の中でも、基本給は下がっていません。
ボーナスが微減となった程度です。
2021年の夏は9年ぶりにボーナスが低下しましたが、それでも夏冬合わせて4ヶ月以上のボーナスが安定的に貰えるのは、公務員の強みですね。
また、賛否両論ありますが年功序列の制度も、公務員の給料を安定させています。
みなし残業がない
公務員にはみなし残業がありません。
そのためみなし残業代もありませんが、基本的に残業代は支給されますので安心してOKです。
また、上司が残っているから帰りづらい的な雰囲気もありません。
豊富な休暇制度
公務員は給料の安定感や残業以外にもメリットがあります。
下記のツイートを見てください。
【公務員休暇ありすぎ説】
・完全週休2日
・夏季休暇5日
・結婚休暇5日
・看護休暇5日
・有給休暇20日
・年末年始休暇6日
・忌引休暇1日~3日
・ボランティア休暇5日以内
他にも特別休暇(給与保障あり)として病気休暇、産前産後休暇、介護休暇などがあります
率直に言って手放したのは痛い!
こんなに休暇制度が豊富な職種は公務員以外ないと思います笑。
公務員になるためにすべき行動
公務員に転職するために重要な行動は、ズバリ「情報収集」。
公務員への転職は普通の転職とは完全に異なり、試験や受験時期などが決まっているものです。
逆に言えば、受験時期や試験内容が決まっているので、対策次第で合格をグッと近づけることができます。
そのため、公務員への転職は情報収集がとても重要になります。
公務員に転職する際に必要な情報
公務員への転職に必要な情報ですが、下記の通り。
・公務員の種類
・試験区分&受験資格
・試験科目
・試験スケジュール
・試験の難易度
少なくとも上記の情報を集める必要があります。
しかしながら、これらの情報を仕事をしながら集めることは相当な負担ですよね。
この問題を1発で解決するのが、「公務員転職ハンドブック 」です。
【勧誘なし】公務員転職ハンドブックとは
大手予備校の「クレアール」さんが出している資料で、下記の内容がまとまった60ページほどの冊子です。
・公務員の仕組み(受験資格・試験区分・職種)
・試験スケジュール
・転職ルート
・教養試験の過去問
・論文試験の過去問
・面接試験の解説
・社会人採用試験の過去データ(受験資格・試験科目・倍率・初任給)
・転職Q&A
・合格体験記
この資料を読み込むと、公務員になるためのロードマップが見えてきます。
それだけの情報量が入っていますので。
ちなみに資料は「無料」でして、電話での勧誘もなし(電話入力不要)です。
公務員になるためには1日でも早く行動した人が有利なので、まずは情報を集めるところから始めましょう。
ハンドブックの詳細がもう少し知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
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