

こんな疑問に答えていきます。
✔︎本記事の内容
- 社会人が公務員試験を独学で進めるのは無謀です
- 【例外】社会人でも独学OKな場合もある
- 仕事をやめるべきか否か
- どうしても独学で勉強したい人へ
こんにちは、はやたです!
私は9年間地方公務員として勤務し、今は民間企業でWebの仕事をしています。
公務員試験は大学3年生の冬から勉強し、およそ3,4ヶ月の独学で「特別区」「裁判所事務一般職」「地方上級」の筆記試験に合格しました。
しかし、今社会人として働く中、仮に自分が公務員試験を受けるならば絶対に独学はおすすめしません。

そこで今回の記事では、自身の経験を元に、社会人に独学をおすすめしない理由を解説していきます。
この記事の目次
社会人が公務員試験を独学で進めるのは無謀です
私自身はたった数ヶ月という短期間の独学で合格していますが、それは大学生で時間も体力も勢いもあったからこそできた技。
体力も時間も学生より少ない社会人にはちょっと厳しいと思います。
1,000時間の勉強時間が必要である
公務員試験の合格には1,000時間の勉強時間が必要と言われています。
私自身も大体1日10時間の勉強でしたので、1,000時間の勉強をクリアしていました。
内訳としては、教養300時間、専門が700時間です。
もちろん、学部や過去の勉強歴にも左右されますが、1,000時間が必要という点は予備校業界の共通認識です。
平日に2時間、土日に5時間を1年中継続して到達するのが1,000時間という時間です。
これは仕事に換算すると、約半年間の業務時間に匹敵します。
仕事もしつつ、これだけの勉強時間を独学で遂行するのは非常に困難と言えるでしょう。
≫≫関連記事:公務員への転職に必要な勉強時間とは【元県庁職員が解説】
【例外】社会人でも独学OKな場合もある
全部が全部独学を否定するわけではなく、例外的に独学でもOKな場合もあります。
中途採用枠で受ける場合
中途採用枠で受ける場合は、教養科目のみで受験できるため、独学でも合格できる可能性が高いです。
必要な勉強時間もおよそ300時間と、1ヶ月100時間の勉強を3ヶ月続ければ達成できる水準です。

ちなみに、中途採用か新規採用かは行政機関や自治体ごと年齢基準が違うのですが、予備校が作った資料で綺麗にまとまっているハンドブックがあります。
詳細をこちら「公務員になりたい社会人向け|無料の転職ハンドブックで最速の情報収集ができる件」の記事で解説しておりますので、よければ参考にどうぞ。
仕事をやめるべきか否か
基本的には退職すべき
勉強時間の安定的な確保のために、仕事は辞める方が賢明です。
具体的な勉強計画を描いてみるとわかりますが、仕事を続けていたらとても1,000時間は達成できません。
それにそもそも、ライバルである大学生たちはフルに毎日を使って勉強しています。
自分よりも頭が柔らかく、体力のある大学生たちが必死に毎日勉強していることを考えれば、仕事を続けながらでは歯が立たないことは容易に想像できますよね。
ここは長期的な視点で見て、多少の経済的リスクを負っても、公務員試験に専念すべきです。
仕事を辞めなくてもいいケース
独学と同じく、中途採用枠の場合は仕事を辞めなくても大丈夫です。
なぜなら、相手は社会人しかおりませんからね。
それに中途の場合は年齢が30歳以上のことが多く、経済的・社会的なリスクが20代とは大きく異なります。
地震が受けようと考えている試験が中途採用枠の場合は、仕事をしたまま受験した方が良いでしょう。
この辺りの詳細は「公務員試験は働きながら受けるべき?【ケース毎に解説】」にて解説しています。
どうしても独学で勉強したい人へ
社会人は基本的には仕事を退職し、勉強に励むべきだと話してきました。
(中途採用、いわゆる経験者採用の場合のみ、仕事も辞めずに独学でOKです。)
しかしながら、どうしても独学で勉強したい、仕事も辞めたくないという人もいるでしょう。
そうした人には、「オンライン型の予備校」が良いと考えます。
私が受験生の頃には考えもしませんでしたが、今では予備校の授業はオンライン、つまりスマホから閲覧ができます。
昔のように対面型でなくなったため、通学時間という手間を大きくカットすることができるようになったのです。
しかも価格は20万程度と、対面よりも安いのが特徴。
対面よりは独学に近い形なので、このやり方はいかがでしょうか。
独学での合格は本当に難しいので、予備校を活用することを進めたいと思います。
ちなみに、公務員試験の予備校については「公務員試験予備校の徹底比較(元県庁職員が解説)」にて各予備校の特徴をまとめておりますので、よければ参考にどうぞ。