「公務員が辛い」は甘えなの?【民間の方が楽です】
公務員の仕事が辛い女性
現役の公務員だけど、仕事がキツくて辞めたい。でも公務員ですら耐えられないのに、民間で通用するのかな?転職者の話を聞いてみたいな。

こんな疑問に答えていきます。

✔︎本記事の内容

  • 公務員の仕事が辛い理由
  • 公務員よりも民間企業の方が楽な話
  • 公務員を辞めたい気持ちはなくなりません

こんにちは、はやたです!

この記事を書いている僕ですが、「30代」「地方公務員(県庁)」「コロナ禍」という三重苦の中で内定を4つ獲得し、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。

現役の公務員時代は、県庁の障害福祉部署、オリパラ組織委員会への派遣など、激務部署への異動を経験してきました。

いきなりぶっちゃけますが、公務員より今の仕事(民間企業)の方が楽です。

やりたい仕事だし、残業もほぼなし!

だから「公務員が辛い」と感じてても、甘えでもなんでもないです。

ただ「事実を認識しただけ」ですよ。

今回の記事では、実際の経験を元に、公務員の仕事よりも民間の方が楽だというお話をしてみたいと思います。

公務員の仕事が辛い理由

民間と比べて、公務員の仕事は辛すぎます。

両方を経験して分かりましたが、公務員の方が辛い業種だと断定できます。

強烈なやらされ感

公務員に嫌気が差す一番の理由は、このやらされ感だと思います。

別に自分がたまたま担当なだけで、自身で作ったわけでもない制度や事業について説明、時には住民説明会で批判を受けなければいけません。

私はオリパラ組織委員会にいた時、特にこの状況を感じました。

別に自分がやりたいわけでもなく、かと言って地元企業や住民も喜んで歓迎というわけでもない空気で仕事をすることは、耐えがたいものでした。

民間でも自社の製品が好きじゃない人はいると思いますが、民間は悪くても「商談不成立」ですよね。バッシングされることはないので、公務員よりもマシだと思います。

一貫性のない人事異動

公務員の人事異動は、ゼネラリスト志向なので専門性が身につきません。

40代の係長
俺、土木初めてなんだよね・・・

というように、40代になって未経験の部署に突っ込むことも珍しくありません。

毎回の異動で専門性が違う部署へ異動するため、知識を活かせずに悩んでいる職員は多いです。

もちろん、共通の知識として予算執行やPCスキルなどありますが、そんなものはどこの部署でも同じなので・・・。

自分に専門性が身に付かず、年齢を重ねていくことは社会人として結構辛いです。

やりがいのない仕事が多い

公務員の仕事は、無意味と感じるモノが多いです。

公務員は一度やり始めると止まらない組織なので、社会情勢が変わっても延々と続けている仕事がたくさんあります。

前例踏襲で届く各部局からの「照会もの」やいまだに続けている「節電目標」など、完全に形骸化していても止めることができない仕事がいい例です。

無駄だと分かり切っていても歯車として仕事をしなければいけないので、公務員の仕事は辛いと思います。

公務員よりも民間企業の方が楽な話

公務員と民間企業の両方を経験してみて、どちらが大変な仕事なのか、よく理解できました。

結論としては公務員より民間の方が楽だと考えていまして、理由は下記の通り。

  • 人員配置が柔軟
  • 自分の仕事に集中できる
  • 仕事の領域が狭い

それぞれ解説していきたいと思います。

人員配置が柔軟

公務員はどんなに人手不足でも職員が補充されませんが、民間は割と柔軟に人員を配置します。

民間の仕事は各分野で専門性が求められるので、誰かの仕事をカバーしたくてもできないんですよね。

例えば、私の所属するWEBマーケティング課では「WEBデザイナー」がいますが、退職されたらすぐに人を足さないとクライアントに多大な迷惑がかかります。

私含めた他の社員がカバーしようにも、デザイン知識がないのでカバーできません。(もちろんフォロー程度の仕事はできますが、完全な代打は難しい)

このような背景もあり、民間企業では適切な人員配置のもとで仕事ができております。

自分の仕事に集中できる

民間では公務員と異なり、外部から邪魔されることなく仕事を進めることができます。

公務員時代は「照会もの」「外部から問い合わせ」「幹部の呼び出し」が毎日のようにあり、自分がやりたい事務仕事を丸一日できたことはほとんどありませんでした。

しかしながら、民間ではこれらの面倒ごとから解放されます。

もちろん、幹部からの呼び出しや急な仕事を任されることが全くゼロというわけではありません。

頻度の問題です。

照会ものがゼロなのは本当に気持ちがいいですよ。

仕事の領域が狭い

公務員は民間と比べて、職員1人あたりの業務範囲が広すぎると感じています。

これはおそらく、公務員の人数が大幅に削減されたことに起因しています。

参考:地方公務員の人数

平成9年:3,267,118

平成20年:2,899,378(12%)

引用元:総務省HP(外部リンク)

人数にして367,740人、割合にして12%の人員を10年の間に削減したのですから、それは業務がパンクするわけですよ。

データ抽出や取りまとめなど、単純な事務作業を正規職員が請け負っているのが何よりの証拠です。(うちの会社ではデータの抽出、グラフ化など定例業務はパートさんのお仕事です。正社員はデータ解析などに頭を使います)

民間企業の場合、それぞれの専門分野が明確ですから、急に守備範囲を逸脱することはありません。

公務員よりもシビアな点もある

もちろん、民間が天国というわけではありません。

当然ながら、公務員よりもシビアな点もあります。

結果が出なければ給与に影響が出る

民間は数字に対する責任が公務員よりも遥かに重いです。

生き残りがかかっているので、当然といえば当然ですね。

多くの民間企業では数字と人事評価が直結しているため、数字が出せないと賞与や給与を直撃します。

数字に対するプレッシャーは、公務員の比ではありません。

福利厚生がしょぼい

公務員の悪いところをたくさん書いてきましたが、なんだかんだ労働環境は恵まれています。

公務員では当たり前の特別休暇や福利厚生代行サービス、各種手当ては大手民間でないと得られない権利です。

ほとんどの中小企業では、公務員以下の福利厚生なので、覚えておきましょう。

ちなみに、公務員から民間へ転職した後の労働環境(給料や残業など)については「公務員から民間企業へ転職した結果【余裕で通用する】」にてまとめております。

公務員を辞めたい気持ちはなくならない

ソファで寝ている男性

公務員が辛いという気持ちは、残念ながらこの先ずーっと消えることはありません。

転職に成功するまでずっと持ち続けます。

なぜなら私がそうでしたから。

上記は過去のツイートですが、4万人以上に閲覧されたツイートです。

当時のフォロワーは500人くらいでしたから、バズり方をみても、相当な数の共感を得られたことがわかります。

辛かったら誰かに相談しよう

公務員の仕事は普通に辛いのですが、公務員の多くは公務員しか経験がないので「本当に辛い」のか「甘え」なのかが判断できません。

結局いくら調べようが、両方を経験した人しか事実は分からないわけです。

なのでモヤモヤした気持ちを持っている人は、実際に転職した人たちから話を聞いてみた方がいいと思います。

具体的な方法は「【一人で悩むな】公務員の転職を相談する方法3選」を参考にどうぞ。

もう一度言いますが、公務員が辛いという気持ちは、残念ながらこの先ずーっと消えることはありません。

「公務員が辛いなんて甘え」という人はただの世間知らずなので、無視でいいです。

自分の心に素直になって行動してください。

≫≫関連記事:公務員から転職して後悔する人とは 【元県庁職員が語る】

≫≫公務員からの転職で失敗するパターン【実際の転職者が解説】

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