こんにちは、はやたです!
この記事を書いている僕ですが、公務員から転職し、公務員の良いところ・悪いところを両面から情報発信しています。(ブログの読者は毎月1万人を超えています!)
先日、下記のツイートをしました。
若手の公務員へ伝えたいこと
— はやた@官民のみちしるべ (@nanpa_komuin) October 6, 2020
今の仕事に違和感を持っていたら、その違和感は10年経っても変わりません
辞めたいと思ったらすぐに辞めた方がいいです
ほぼ10年経って辞めようと考えているおじさんより
私はマイルドな環境を求めて県庁へ入ったのですが、長いあいだ真逆の環境が続き、それなら好きなことを仕事にしたいと考え、転職しました。
当時は今のように情報発信者がいなかったので、ミスマッチが起きてしまったのだと思います。
ミスマッチが起きると最終的には辞めてしまうので、役所も職員も得をしません。
そこで今回の記事では、役所のリアルを記した本を3つほど紹介したいと思います。
公務員志望者に読んで欲しい本3選
- ブラック霞ヶ関
- ブラックボランティア
- 公務員ライフの全て
上記の通り。
順番に見ていきましょう。
ブラック霞ヶ関
ショッキングなタイトルですが、元厚生労働省の官僚である千正康裕さんが書いた本です。
帯の見出しが強烈で、「07:00仕事開始 27:20退庁」って・・・。
しかしながら、こうした働き方はキャリア官僚の世界ではデフォルトです。
私の知人で120連勤とかいましたからね・・・意味不明です。
国家公務員の働き方を鮮明に描いた、国家公務員志望者必読の一冊です。
ブラックボランティア
こちらは作家の本間龍さんという人の本で、この方は公務員出身ではありません。
しかしながら元博報堂というだけあり、広告業界への知見が深く、五輪のような税金が投入されるイベントの裏側を赤裸々に描いています。
なぜ、この本を勧めるかというと、公務員を続けていくとこのような「税金の無駄遣いイベント」に従事する時が必ず来るからです。
この本の内容を読んで、「それでも無心で歯車になれる」と感じた人は公務員向きでしょう。ガンガン出世すると思います。
逆に良心が痛む、税金は正しい使われ方をしなければいけない、と感じた人は心を病んでしまうかもしれません。
正義感ある人は公務員に向かない
そもそもの話として、税金を正しく使うとか、世の中をよくしたいというのは公務員の仕事ではなく、政治家の話です。
公務員に求められるのは、組織の歯車として自分を殺す能力です。
こんなことを言うと元も子もないのですが・・・、それがリアルなので。
公務員ライフの全て
私が書いたnoteで、地方公務員の仕事内容・残業実態や収入事情など、全てフルオープンに記しています。
- 公務員の具体的な仕事内容
- 公務員の私生活のリアル
- 「公務員はブラック」の真偽とは
- 公務員になるべき人とそうでない人
正直前述の2冊と比べるとどうしても内容が少ないのですが、その分リアルな生情報を詰め込んでいます。
特に地方公務員の志望度が高い人は、ぜひチェックして欲しいです。
公務員志望者に伝えたいこと
さて、公務員のネガティブな面への言及が多くなってしまいましたが、あくまでもこれは「そんな一面もありますよ」と言う話です。
下記のツイートを見てください。
【実は恵まれてる公務員】
— はやた@官民のみちしるべ (@nanpa_komuin) May 26, 2021
・定期昇給
・年間賞与2回
・賞与4ヶ月以上
・7時間45分勤務
・年間休日120日超
・住居ほか諸手当あり
・勤務初月から有給あり
これらを当たり前だと思ったらダメですよ!
ツイッターでは公務員の激務ネガ垢が多いけど、実際のところ
— はやた@官民のみちしるべ (@nanpa_komuin) September 11, 2020
・1割が激務(60h/月)
・2割がそこそこ忙しい(30h/月)
・5割は平和(15h/月)
・2割は圧倒的ヒマ(残業なし)
こんな感じじゃないかな
一度激務に行くと抜け出せないのが、公務員の闇ではあるが
ネガティブな話は注目を浴びやすいのですが、実態としてはツイートの通りで、公務員はほとんどの企業より恵まれた環境が整備されています。
負の側面とは向かい合う時が来る
あなたに理解して欲しいのは、公務員にはいろいろな側面があり、いつかは負の側面と向かい合うことになるということ。
そのためには、公務員のマイナスな面や現実的な面も見ておかなければいけません。
私のように「楽したくて公務員」みたいな発想なら、ちょっと危ないかもです。(民間の今の方が楽ですからね。)
将来の自分が公務員という仕事に落胆、ギャップを感じないように、受験生の頃から生の情報を得ておくことは必須だと思います。
それでは、最後に紹介した本を再掲して締めたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。