こんな疑問に答えていきます。
行政機関のほとんどは、OB訪問に積極的な立場ではありません。
数年前まで、学生は数日程度のインターンに申し込む以外に現役公務員と関わる方法はありませんでした。
しかしながら、デジタル化が進んだ今では、オンラインを駆使して全国の公務員・元公務員と繋がることができます。
そこで今回の記事では、公務員へのOB訪問をオンラインで簡単に行う方法を紹介していきたいと思います。
OB訪問が必要な理由
私は公務員志望者こそOB訪問(ヒアリング)が必要と考えておりまして、その理由は下記の通り。
・志望動機のヒントになる
・入庁後のギャップを小さくできる
志望動機のヒントになる
公務員経験者から仕事内容の話を詳しく聞くことで、志望動機のヒントを得ることができます。
例えば、私の場合は「税務」「障害福祉」「医療」「スポーツ振興」などの分野で実務経験があるので、これらの業務に関して話を展開することができます。
そうすると、ちょっと興味がある分野が見つかるはずです。
その分野を掘り下げて調べてみたり、イベントに参加すれば(例えば障害者福祉スポーツのボランティアとか)志望動機は完成です。
もちろん、本来は「志望動機があるから公務員試験を受験」が正しいのですが、そういうわけではない人が大半でしょう。
他の受験生と差をつける最も簡単な手法ですよ。
入庁後のギャップを小さくできる
多くの人は、下記の悩みを抱えていると思います。
・給料事情を知りたい
・市役所(県庁)の仕事内容を詳しく知りたい
・公務員はブラックかどうか、事実を知りたい
・公務員になった後のワークライフバランスが気になる
・民間と公務員どっちに就職(転職)しようか悩んでいる
このような公務員ライフに関する疑問は、公務員経験者から話を聞く以外に方法はありません。
ネット記事も信憑性は上がってきていますが、テキストだと伝えられる情報量に限界があります。
公務員には紹介によるインセンティブ(紹介料)がないので、中立な情報を得ることができますよ。(民間では自分の紹介で内定に繋がると、報奨金がもらえる企業が多い)
オンラインでOB訪問する方法2つ
キャリーナ:公務員の仕事内容に関する質問をしたい人向け
ココナラ:私生活や残業など「本音の話」を聞きたい人向け
上記の通り。ニーズによって使い分ければOKです。
個別に見ていきましょう。
キャリーナ
キャリーナとは、オンラインの社会人OB訪問ができるサービスです。
気になる職種や会社名で検索すると、該当するユーザーが表示されて面談(トーク)を申し込むことができます。
登録・利用料は基本的に無料。
市役所職員など、現役の公務員が採用活動の一環として使っていますので、仕事内容について掘り下げて聞くのに利用すると良いでしょう。
ココナラ
ココナラ自体は説明不要ですね。
ココナラは「個人」としての活動となるため、面談は有料となります。(ココナラへの登録は無料)
なお、公務員は副業ができないため、相手は元公務員となります。
そのため、勧誘もなく「年収」「残業」などについて、中立的な立場から情報提供を受けることができますよ。
ちょっと宣伝です
実は私も登録してまして、興味がある人はご指名ください笑。
マンツーマンでご相談に乗ります。
公務員として9年、3つの部署を経て東京オリンピック組織委へ出向という経験値があるので、どんな話題にも対応できますよ。
キャリーナとココナラの比較
キャリーナとココナラは、いずれもキャリアやスキルを持っている人から話を聞くことができるサービスです。
使う側の立場としては、キャリーナは組織人として新卒&中途採用をすることが狙いで、ココナラは個人が小遣い稼ぎに使っています。
そのため仕事内容などオフィシャルな質問だけで良い人はキャリーナ、公務員の給料や残業など私生活面も気になる人はココナラで面談できる人を探すと良いでしょう。