こんな悩みに答えていきます。
本記事の内容
・公務員から民間への転職は可能
・転職が難しいと言われる理由に反論する
・転職するために必要な行動
こんにちは、はやたです!
この記事を書いている僕ですが、「30代」「地方公務員(県庁)」「コロナ禍」という三重苦の中で内定を4つ獲得し、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。
まさに今のあなたと同じで、公務員からの転職をするべく様々な情報をネットで調べていたのですが、情報が少なく苦労しました。
そこで今回の記事では、実体験を元に、公務員から民間への転職は難しくないという点について、解説します。
公務員から民間へ転職は可能
大前提として、公務員から民間への転職は可能です。
その理由はいくつかあって、簡単に言うと下記の通り。
・成功事例がたくさんある
・民間企業の見方も変わっている
具体的に見ていきます。
成功事例がたくさんある
私を含め、世の中には公務員から民間への転職組がたくさんいます。
単なるネット記事で「転職した」といっても信憑性が薄いですが、Twitterで情報発信している人たちが多く存在します。
【Twitterで有名な人たち】
わびさん(@wabisabist):元自衛官から航空業界へ
やとよんさん(@yatoyon):民間→地方公務員→民間へ再転職
タロさん(@sarabaantei):年収を落とさず転職に成功
他にもたくさんいますが、紹介しきれないので・・・。
上記に挙げた方々は、公務員から民間への転職で苦労したこと、民間の良さ・公務員の良さを定期的に情報発信しており、大変有益です。
もちろん、「こいつらはうまくいっただけだ」という意見もあると思いますので、懐疑的な方はネガティブな意見を探してみるといいと思います。
民間企業の見方も変わっている
下記のツイートを見てください。私が転職初日のあいさつで、他課の社員さんから言われた言葉です。
【勤務初日に言われたこと】
・公務員て忙しいんだよね
・公務員て試験大変難しいんでしょ
・民間にチャレンジする精神はすごい!
『もったいない』『なんで辞めたの?』という声はひとつもなかった
公務員の見方も変わってきているのかもしれない
社員さんと話してみると、県庁や市役所と取引をしている、過去にしていた経験がある人は多く、公務員の大変さは彼らにも伝わっているようです。
また、私の場合ですが書類選考の通過率は概ね3割程度でした。これは転職の全業種平均値と合致します。
ゼロとは言いませんが、バイアスがなくなってきていることは間違いないですね。
転職が難しいといわれる理由に反論する
さて、今まではポジティブな意見を見てきましたが、ここからはネガティブな意見に反論していきたいと思います。
【転職が難しいと言われる主な理由】
1:公務員の仕事は民間で役に立たない
2:民間はスピードが早い
3:民間はノルマがある
公務員の仕事は民間で役に立たない
半分正解だけど半分間違いです。正確には「公務員の仕事は民間で役に立たないけど、転職する上では影響無い」が正しいです。
公務員からの転職って、要は異業種転職なんですよね。
具体例を出すと、「公務員→エンジニア志望」「飲食店勤務→エンジニア志望」もエンジニアの面接官から見たら同じカテゴリ(未経験者)になります。
要するに、異業種転職をするために戦略をきちんと立てれば、民間への転職は難しくはありません。
業務外でどんなことに挑戦していたのか、ポテンシャルがあるのかを示すことで円滑な転職活動を進めることができます。
民間はスピードが早い
確かに、仕事のスピードは民間の方が早いですが、公務員の中でもそこそこ忙しい部署なら問題ありません。体感的には、「本省勤務」「本庁勤務」のように繁忙部署の経験があるなら特に違和感ないでしょう。
私は障害福祉・オリンピックと暴力的な忙しさの部署を渡ったので、それに比べると落ち着いたペースで仕事ができるな、と感じています。
民間はノルマがある
数字目標を立てることは民間に限った話ではありません。
公務員だって「徴収率」など数字目標を立てるので、同じです。
ただし、民間の場合は生き残りがかかっているので、数値未達成の場合は改善策を真剣に検討します。その意味で、民間の方が数字目標に対しシビアではあります。
転職するために必要な行動
公務員はどの職種に就くにしても、異業種転職者となります。
つまり、ライバルは「経験者」になるということです。
いきなり転職活動をしても書類選考を突破できるはずはなく、まずは書類選考を突破するために必要なスキルを身につけることが必要です。
転職に必要なスキルを身につける
目標としては、希望職種について「実務未経験だが、戦力になる見込み」と言うレベル感まで引き上げると良いですね。
企業も経験者が欲しいものの、実務未経験だけど、ポテンシャルが高い人は欲しいと考えているところは一定数ありますので。そのような企業を狙います。
私の場合だと「ブロガー歴3年」「4万PV獲得」「GoogleAnalytics使用可」「Laravelを使ってポートフォリオ作成」などですね。Web系企業なら刺さるところが絶対に出てくる内容です。
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希望職種のスキルですが、最終的には書面化する必要があります。
それ以外にも職歴や志望動機など、書類選考には様々な項目を記載して臨まねばなりません。
驚異の通過率3割という数字を出した私の実例とノウハウについて、noteを公開しておりますので、興味のある方はぜひポチってください。
希望する職種を見つける
まだ自分のやりたい仕事が見つからない、という人は求人サイトで求人を見てみましょう。
無料で利用できますし、仕事の概要が書いてあるので、何日か見ていくと業界のイメージがついてくると思います。
「転職しようか悩んでいる」レベル感の人はまず、1歩目の行動として転職サイトを見てみるといいでしょう。
≫≫関連記事:【失敗しない】公務員から転職におすすめ転職サイト3選
まとめ
記事のポイントをまとめます。
・公務員から民間への転職は、事例も多く、珍しくなくなった。
・公務員の職歴自体は評価されない。
・異業種転職との認識を持ち、戦略を立てることが必要。
・希望職種のスキルを身につけることが第一歩
公務員から民間への転職は、早ければ早いほどいいです。遅くなってくると年齢のハードルが上がってきますからね。
それでも転職は成功したので、正しく準備をすること。地味ですが最善の策かと思います。
転職のノウハウや転職後の様子はTwitterで発信していますので、フォローしていただけると転職のビジョンがより明確になると思います。