公務員から転職|履歴書の書き方を解説【無料配布あり】
履歴書の書き方で悩む公務員女性
公務員から転職をしようとしているけど、履歴書の書き方がわからない。公務員からの転職した人はどんな履歴書を書いたんだろう。誰か教えてくださいな。

こんな疑問に答えていきます。

✔︎本記事の内容

  • 履歴書の重要性
  • 履歴書の書き方【フォーマット無料配布あり】

こんにちは、はやた(@nanpa_komuin)です!

自己紹介する著者の写真

この記事を書いている僕ですが、「30代」「地方公務員(県庁)」「コロナ禍」という三重苦の中で内定を4つ獲得し、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。また、中途入社の経験を買われ、中途採用も担当しています。

公務員は転職の経験もなければ、民間の就活の経験もないので、履歴書の書き方で悩んじゃいますよね。

そこで今回の記事では、実体験を元に、履歴書の書き方について解説をします。

※職務経歴書に関して知りたい方は「公務員から転職|職務経歴書の記載内容について」を参考にどうぞ。

記事の末尾にフォーマットを用意しましたので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

履歴書の重要性

優先順位づけに悩んでいるビジネスウーマン

いきなりですが、採用側からすると履歴書の重要性は高くないです。

どちらかというと職務経歴書の方が圧倒的に重要で、職務経歴書の重要性を10とすると、履歴書は1~2くらいのレベル感です。

履歴書を提出する意味

「手を抜いていいのか」「そもそも書く意味がわからない」という声が聞こえてきますが、履歴書はプロフィールとしての役割を持っています。

FacebookTwitterInstagramなどのSNSで例えるとわかりやすくて、

  • 履歴書→固定プロフィール
  • 職務経歴書→投稿内容

上記のイメージですね。

あなたが具体的にどんなスキルを持つ人物なのかは職務経歴書で判断します。

その前段階として、「この人はどんな背景を持つ人物なのだろう」というニーズを満たすものが履歴書になります。

この辺りは採用をする側になって見えてきた部分ですね。

職務経歴書については、「公務員から転職|職務経歴書の記載内容について」にて解説しておりますので、こちらをどうぞ。

履歴書の書き方

コーヒーを飲みながら記事を書く女性ライター

さて、ここから本題となる履歴書の書き方について解説をしていきます。

履歴書は減点方式です

前述の通り、履歴書は簡易プロフィールのようなもので、具体的なスキルの話は職務経歴書が担っています。

みんな大体同じようなフォーマットで書いてくるため、目につくところがあるとマイナスイメージがつきます。

  • 学歴・職歴の欄が大幅に省略されて書かれている。
  • 特技・自己PRの欄が1行だけ。

上記のような履歴書は、実際にあった事例です。採用側は日々応募者の対応をしているので、この時点で「もういいや」という気持ちになります。

履歴書はきちんと書けて当たり前なのだという点、強く意識しましょう!

正直な話、公務員は書類作成スキルがとても高いので、あまり心配することはないんですけどね笑。

履歴書の記載項目一覧

履歴書に記載すべき項目は、下記の通りです。

  • 基本情報(名前・現住所・メールアドレス等)
  • 学歴・職歴
  • 免許・資格
  • 家族の状況(扶養の有無)
  • 趣味・特技・志望動機・自己PR
  • 本人希望記入欄

個別に詳細を見ていきましょう。

基本情報(名前・現住所・メールアドレス等)

ここは特に説明は不要ですね。

役所や銀行の窓口で書く書類と同様に書けばOKです。

学歴・職歴

公務員からの転職希望者が履歴書を書く際、まずつまづくところです。

ここでのポイントは、下記の通り。

  • 正式名称で書く(略さない)
  • 年号は西暦で書く
  • 古いものから順に書く

具体例を出します。

———————【学歴】———————

20024月:A中学校 入学

20053月:A中学校 卒業

20054月:B高等学校 入学

20083月:B高等学校 卒業

20084月:C大学 法学部 法律学科 入学

200123月:C大学 法学部 法律学科 卒業

———————【職歴】———————

200124月:D県庁 入庁

       総務局 人事課へ配属

20164月:福祉局 生活保護課へ配属

20214月:交通部 道路管理課へ配属

現在に至る

こんな感じですね。

学歴は中学校から書くといいです。もしかすると共通点になるかもしれませんので。

また、公務員はついつい和暦を使いがちなので、注意してください。

末尾にテンプレートを無料でダウンロードできる仕様にしてありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

免許・資格

持っている資格は全て書き出してください。転職先との関連性は問いません。

複数の資格を持っていることを書いておくことで、地頭の良さをアピールすることができますので、それを狙います。

TOEIC900とか書いてあると、社内で噂になったりするんですよ!

資格について、何か取得しておくか悩んでいる方もいると思いますが、そういった方向けに「公務員からの転職に有利な資格とは【ありません】」という記事を書いておりますので、参考にどうぞ。

家族の状況(扶養の有無)

実際の状況を書きましょう。

転勤がある会社だと、「転勤を伴う引越しがありますがご家族は大丈夫ですか?」などの質問をしたいがための項目です。

趣味・特技・志望動機・自己PR

ここではちょっとしたテクニックを授けます。

履歴書には志望動機をつらつらと書くのではなく、「趣味と特技」をできるだけ多く書いてください。

なぜなら、面接官との共通点になるかもしれないからです。

趣味が同じなだけで親近感が湧くものですよ。

もちろん、先方から指定されている様式の場合はその通り書いてくださいね。

志望動機は職務経歴書の方で書いておけばいいので、履歴書にはよりパーソナルな情報を載せておきましょう。

本人希望記入欄

転勤や給与について、どうしても先方に伝えたいものがあれば記載しておきましょう。

特にない場合は、「貴社規定に従います」と書けばOKです。

履歴書の書き方のヒント

公務員のあなたに言うのも憚られるのですが、書類作成の際にルールを決めておくと良いですね。

  • 年号は統一する
  • フォントの様式、サイズは統一する
  • フォントはできるだけ大きいものにする

上記3点は履歴書・職務経歴書ともに共通化したルールとして意識しておくと良いでしょう。

結構多いんですよ、フォントが小さい人やバラバラな人。

見やすい資料作成スキルは公務員の強みなので、さりげなくアピールしちゃいましょう。

まとめ:履歴書はサラっと書こう

記事のポイントをまとめます。

  • 履歴書の役割は転職者の「プロフィール文」
  • 履歴書は減点方式で見られている
  • 履歴書に書く内容は、漏れなく正確に書くことが重要。
  • 和暦など、公務員独特のクセを出さないようにする。

履歴書は合否に大した影響はないので、サラっと書いて済ませましょう。履歴書より職務経歴書の方が圧倒的に重要です。

人事目線で話すと、職務経歴書については半分の求職者が面接官に読んでもらえるレベルに達していません。

一方で私は30代でも書類通過率30%を超えていたのですが、それは単純に書き方のポイントを押さえていたからです。

有料ですが、職務経歴書の書き方については「【失敗しない】職務経歴書の書き方講座」というnoteでじっくり解説しておりますので、よければ参考にどうぞ。

転職エージェントの添削よりはいいものが作れますよ。

さいごに:無料フォーマットを配布

最後まで読んでいただいたお礼として、履歴書のフォーマットを用意しましたので、よければ参考にしてみてください。

Macユーザー→ 履歴書(Numbers)

Windowsユーザー→ 履歴書(Excel)

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