
お疲れ様です、公務員大学 総長のはやたです。
公務員試験を受けるにあたって、学歴は合否に関係あるのか。また、入庁後の出世に関係あるのか、学閥はあるのか…
受験生にとって、学歴に関する不安はそれなりに大きいものだと思います。
それらの不安を払拭すべく、今回は記事テーマとして取り上げたいと思っております。
公務員試験に学歴は関係ない
結論から言うと、公務員試験の合否に学歴は一切関係ありません。
そもそも、役所では学歴による差別はNGが基本であり、学歴に関する質問も面接時ではNGになっています。
また、企業の就職説明会であるような学歴フィルターもありません。誰でも説明会には参加できます。
強いて言うならば、試験区分が高卒と大卒に分けられているくらいです。これらは民間でも同じような区分ですし、公務員だからどうこうといったことはないと思います。
やはり行政ですから、平等が第一なわけです。
入った後も学歴は関係ない
入庁した後も、学歴による出世の差別化や、学閥による派閥形成のようなものはありません。
ただし、これも高卒大卒の区分と同じく、国家総合と国家一般のような試験区分による出世スピードの差別化はあります。
また、これは地方自治体に限った話かもしれませんが、学閥のようなものも存在しません。地元生え抜きの人もいればUターン就職の人もいるので、様々なバックボーンの人がいる中で、出身大学という小さい定規を使っていては、自治体運営は回らなくなってしまいます。
なお、学閥とかとは全く関係ないのですが、出身高校別に飲み会があったりはします。大概、年配の方の参加が多く、若手の参加は少ないことが多いです。もちろん、不参加だからといって今後の公務員人生にマイナスに働くようなことは何一つありません。
学歴の偏りはある
さて、ここまで学歴差別は存在しないと説明してきました。
それは事実で、高学歴だから出世コースなどのようなことはないのですが、各自治体で学歴(=出身大学、出身高校)に偏りは生じています。
例えば、都道府県庁の場合は、地元国公立大学、MARCHからのUターン組がボリュームゾーンになります。
とはいえ、これは学歴差別云々とは別次元の話で、そもそも公務員試験の難易度がそのくらいのレベルに設定されているだけの話です。個人的な肌感覚でも、大学受験と同じようなレベルのように感じました。
早慶のような私立トップや、中には東大京大出身者もいます。しかしそれが業務上影響を及ぼすことはありませんので、学歴を気にされているか
まとめ
- 公務員試験において、学歴(=出身大学)による差別はない。
- 出世競争においても、評価されるファクターではない。
- ただし、公務員試験の難易度から、都道府県庁の場合は地元国公立大学、MARCHクラスなどのボリュームゾーンが形成される。(だから、必然的にキャリアは早慶、旧帝大が多くなる)