団体職員へ転職する戦略【外郭団体の元担当者が解説】
団体職員h転職したい人
団体職員へ転職をしてみたいけど、どんな作戦で転職活動をすればいいのだろう。誰か教えてくださいな。

こんな疑問に答えていきます。

本記事の内容

・団体職員への転職戦略

・安定した団体を選ぶポイント

私は元地方公務員ですが、2018年から2021年までの間団体職員として働いておりました。(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック組織委員会へ勤務)

公務員時代は外郭団体である公益財団法人の管轄を担当しており、採用にも関わることがありました。

そのため、団体職員の求人については事情をよくわかっています。

今回の記事では、団体職員へ転職するにはどのような戦略で臨めば良いのか、解説してみたいと思います。

団体職員への転職戦略

strategyと書かれたパズル

ズバリ、差をつけるポイントは志望動機です。

団体職員の女性
募集すれば応募はそれなりに来るんだけど、なんだか言ってることがフワフワしてるんだよね~。

私が外郭団体の担当をしていた頃、上記の話をよく聞いていたのですが、「公務員試験と同じだ」とピンと来ました。

どういうことかというと、公務員志望者も志望動機がフワフワとしていることが非常に多い。

なぜなら、公務員志望者のほとんどが公務員と直接話をしたことがなく、イメージだけで面接に臨んでいるから。

団体職員への転職希望者も、公務員志望者と同じく志望動機が弱い傾向にあるため、そこを強化することでライバルと差をつけることができます。

志望動機に具体性を持たせる方法

方法はシンプルで、いろんな団体職員の人たちから話を聞けばいいだけです。

と言っても、HPからメール送っても返ってくるわけありませんので、別の手段を使います。

その方法とは、「キャリーナcareena)」というWEBサービスの活用です。

キャリーナとは、一言で言えば「社会人同士のオンラインOB訪問」サービスです。

サービス内容

ブログ:当メディアと同じ、テキストベースの記事を閲覧できます。

トーク:オンラインで登録ユーザーと話すことができます

見た方が早いので、画面をいくつか紹介します。

トークの例

どんなトークがあるかというと、例えば下記の通り。

NPO法人とソーシャルセクター」がテーマのようですね。

どうやら世間のイメージと異なり、NPO法人は単なる社会貢献だけの団体ではないようです。

まさに、記事前半で解説した通りの部分ですね。

きっとこの団体も、イメージで団体職員の仕事を話す人が多くて採用に苦慮しているのでしょう。

ちなみに話を聞きたい人は申し込みボタンをタップして、必要事項を入力するだけでOKです。

carrenaの登録手順(1分で完了)

登録の仕方は極めてシンプルで、Facebookにログインするだけ」です。

まずは、キャリーナの公式ページにアクセスします。

移動したら「Facebookで新規登録・ログイン」

Facebookのログイン情報を入力します。

Facebookを持っていない方は、この機会に作っておきましょう。1,2分もあれば登録できます。

パリピ女子
えっ・・・。FacebookとかおじさんSNSかよ。面倒くさ。

と思った方もいるかもしれませんが、これはサクラ防止の観点からとても有効です。

WEBのプロとしてお伝えしますが、グー◯ルもアマ◯ンも◯nstaramサクラだらけですからね。それで食っている業者なんて星の数ほどあります。

はやた
いわゆる法人アカウントは、大抵の場合サクラを委託先に依頼しています。マジですよ、マジ。

ですがSNS認証はそうしたサクラを排除する効果があるため、サービスの質担保に必要なのです。

上記のように名前や生年月日を入力したら登録完了です。

大体1分で登録完了できます。

もちろん顔出しはしなくてもいいので、適当なフリー画像とかで大丈夫ですよ。

安定した団体を選ぶポイント

団体の強さは、ズバリ下記の通り。

公益財団法人≧公益社団法人>>>一般財団法人>一般社団法人

公益法人は安定性が高い

公益○◯法人というのは、財団法人、一般社団法人が行政府(内閣府・都道府県)から許認可を受けた場合に設立することとができます。

  • 一般社団法人→(審査通過)→公益社団法人
  • 一般財団法人→(審査通過)→公益財団法人

要するに、一般◯◯法人がレベルアップしたものが公益法人です。

公益法人には行政府の審査が入るので安定した財政力が必要であり、設立後は社会的信用も厚くなります。

加えて、税制面でも優遇(法人税の非課税)されるため、安定感抜群の団体になるのです。

もちろん、全てのNPONGOがダメ、というわけではありませんが、規模の面では公益法人が強いことは間違いありません。

過去に私が在籍していた「公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」が最もいい例です。期間限定の法人ですが、最強の信頼性がありますよね。

おすすめ転職サイト

公財や公社のような大規模団体は、大手転職サイトに求人を載せています。

リクルートの転職サイト「リクナビネクスト」では、団体職人に関して100件以上の求人が掲載されています。

転職エージェントは使うべきか

絶対に使うべきです。

というのは、団体職員は求人の数そのものが少ないので、非公開求人を引っ張ってこれるエージェントの力は絶対借りた方が良いです。

登録しすぎると混乱してくるので、転職サイトもエージェントもリクルート系列の2つを活用することが良いですよ。

同じ会社を使っている方が、話も進みやすいですし。

もちろん、転職サイトとエージェントは利用料は完全無料なので、その点は心配しなくて大丈夫です。

リクナビネクスト転職者の8割が利用|85%がリクナビだけの限定求人

リクルートエージェント|支援実績40万人以上|無料の面接力向上セミナーあり

小さい団体に転職したい場合

小さい団体になると、大手転職サイトに求人を出す財力がそもそもない場合があります。

HPからの募集に申し込むことはもちろん、前半で紹介したキャリーナを使うことも転職活動では有効です。

先ほどのトークの例を再掲しますが、ここに「リファラル採用」と書いてあるのがお分かりになりますでしょうか。

これは「紹介」で採用をしているという意味で、このNPO法人はキャリーナを使ってNPO法人の説明を開催しつつ、「よかったらウチどうですか?」と採用活動に繋げたいわけです。

もちろん、リファラルを行ってる団体は一部に限られますが、こうした使い方も転職では有効です。

転職活動に決まった型なんてものはありません!

≫≫キャリーナ公式HPはこちら

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事