公務員試験は独学でも合格できる?メリットとデメリットは?
公務員試験は独学でも合格できるのかな?独学のメリットデメリットと、実際にどのくらいの人たちが独学で合格しているのか、教えてください。

本記事では、こんなお悩みに答えていきたいと思います。

本記事の内容

・独学で公務員試験には合格できる

・独学のメリット・デメリット

・合格者は独学と予備校どちらが多いのか

この記事を書いている当方ですが、現役の地方公務員です。

大学3年生の春休みから独学で勉強を始め、3か月強の期間で「東京都特別区」「裁判所事務(一般)」「地方上級」の3つの筆記試験に合格しました。

公務員を志す際に、まず「独学と予備校どっちがいいんだろう」という悩みがあります。

答えとしては、「人によりけり」なのですが、この記事にたどり着いている方は独学での勉強に関心が高い方だと思います。

本記事では、公務員試験を独学で勉強することについて、深堀りしていきたいと思います。

※この記事はだいたい3分で読めます。3分で自分の進むべき道がわかりますので、公務員試験に合格したいと考えている方は、少しだけ私にお付き合いください。

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公務員試験は独学でも合格できる

 

ズバリ公務員試験は、独学でも余裕で合格できます。

なぜなら、私自身が独学で3つの試験(東京都特別区・裁判所事務(一般)・地方上級)に合格できたからです。

私が公務員試験の勉強を始めたのは、大学3年生の春休み。ちょうど1月の下旬頃からでした。

そこから毎日鬼のように勉強し、5月の東京都特別区から6月末の地方上級まで3連勝で試験に合格することができました。

どのくらいの時間勉強したのかというと、3か月ちょっとで大体1,000時間くらいです。毎日10時間勉強しました。勉強時間については過去に書いた記事で解説しております。

>>関連記事:公務員試験の難易度。1,000時間の勉強時間が必要です。

「おたくは地頭がよかっただけじゃないの?」と言われることもありますが、私はマーチ文系学生で学校もなんとか卒業できるレベルでしたので、決して天才とかそんなことは全くありません。

というわけで、独学でも公務員試験は余裕で合格できます。ただし、これから述べる話でも出てきますが、とても孤独で辛い時間が多いので、孤独に対する耐性が必要になってきます。

独学のメリット・デメリット

メリットとデメリット

独学にはメリットもあれば、当然デメリットもあります。人間ですから、個人差があるのは当たり前ですね。

でも、独学か予備校のいずれかを選ばなければいけませんので、自分に向いている方法を選ぶべきです。

私個人としては独学がオススメなのですが、人や環境によって合う・合わないがありますので、独学のメリット・デメリットについてみていきましょう。

独学のメリット

メリット

独学のメリットは、3つです。

1.コストが安い

2.自分に合った教材を選べる

3.通学時間のロスがない

1.コストが安い

これはわかりやすいですね。

予備校は学費がかかりますが(大体30万強)、独学の場合はゼロです。

教材費などの必要経費はかかりますが、通学の費用もかからないし、コストは圧倒的に独学の方が低く抑えることができます。

2.自分に合った教材を選べる

予備校に通う場合、その学校の教材を使います。

そのため、その教材が自分に合ったものではない場合、効率的な学習ができなくなってしまいます。

しかし独学の場合はじっくり自分で教材を選ぶことができるので、教材の取捨選択ができます。

教材を自分の目で見て選ぶので、自分にとって最適な教材を選ぶことができます。

3.通学時間のロスがない

私は、これが独学の最大最強のメリットだと思います。

独学の場合は、勉強する場所として「自宅」「最寄りの図書館」が基本になると思います。

一方、予備校の場合は「予備校の場所」まで通わなければいけません。なぜか自習も予備校で行う人も多いですよね。

予備校まで片道30分だとしたら毎日1時間。1年で360時間の機会損失です。毎日5時間勉強する人なら、2か月以上の機会損失になっているわけです。

独学で自宅の場合は、そのような機会損失はゼロ。

これは独学における最大最強のメリットで、特に勉強のスタートが遅れた受験生が考慮しなければならない要因の1つです。

独学のデメリット

デメリット

独学のデメリットは、下記の3つです。

・教材選びが大変

・とにかく孤独

・面接対策ができない

1.教材選びが大変

独学のメリットとして教材をじっくり選べるという点がある一方で、いざ教材を選んでみようとすると結構大変です。

というのも、公務員試験はとにかく範囲が膨大です。大学のセンター試験がかわいく見えるくらい。

教養と専門を合わせたら20科目にものぼる試験のため、教材選びは最初にぶつかる大きな壁です。教材選びで挫折しそうになってしまうことも珍しくありません。

ネットで情報を拾える一方、情報が散乱している状況ですので、書店にきっちり足を運んで、自分の目で選ぶことが大切です。

私に直接質問してくれても大丈夫ですので、このように使えるモノはどしどし使っていきましょう。

2.とにかく孤独

独学はとにかく孤独です。独学者の1日を想像してみましょう。

7:30 起床

8:30 最寄りの図書館で勉強開始

12:00 昼食で近くの定食屋へ

13:00 勉強再開

16:00 休憩

16:30 勉強再開

19:00 近くのファミレスで夕食・休憩

21:00 勉強再開

23:00 帰宅

23:15 入浴

0:00 就寝

こんな状況ですので、1週間くらい会話ゼロなんてザラです。

実家暮らしであるとか、彼氏・彼女がいるなどの外的環境があると違うのですが、一人暮らしでパートナーなしは相当孤独な戦いになるということを覚悟した方がよいでしょう。

3.面接対策が不利

これが最大のデメリットで、独学の場合は面接対策で不利になります。

面接本などでマナーや志望動機の書き方は学べますが、当日に向けた練習ができません。

一方で予備校組はカリキュラムに面接対策が組み込まれており、実戦形式の練習も積んできています。

面接というものは経験のある方はわかると思いますが、「百聞は一見に如かず」の典型例です。実際に経験してみないと絶対にうまくしゃべれません。

まぁ正直、私はぶっつけ本番という無謀な特攻をしたのですが、絶対にそれはやめた方がいいです。家族や友人、パートナーに手伝ってもらうなど、絶対に対面で練習をしましょう。

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合格者はどちらを選んでいる?

右手に「A」、左手に「B」を持つ女性

ぶっちゃけ、9割が予備校に通っています。独学の人はほとんどいません。

ですがこれは「独学は合格できない」のではなく、「独学を選ぶ人が少ない」ということから起きる現象です。

私が現役の学生の頃、公務員を志す人は友人・先輩で10人弱いましたが、独学で勉強していたのは私だけです。ですが春休みからスタートして受かったのは私だけです。この10人弱のうち、何人かは浪人してやっと合格、または最終的に民間へ就職しています。

大事なことは人に流されず、自分が得意なスタイルで勉強をすることです。

・教えてもらうより、自分で学習する方が得意

・ひきこもるのが苦ではない

・そもそも勉強開始時期が遅い

上記のうち1つでも当てはまる項目があれば、独学を選んでよいと私は思います。

まとめ

  • 合格した大半の人たちは予備校に通っているけれど、自分に適していない方法で勉強しても効率が悪くなるだけです。自分に合った勉強方法を素直に選べびましょう。
  • 特に試験まであまり時間が残されていない人、他人に聞くより自分で調べる方が得意な人で、かつ孤独に耐性があればもう独学に舵を切っていいと思います。
  • 独学の場合は面接で不利だという最大の欠点があるので、家族・友人・恋人なんでもよいので使えるモノを使って練習しましょう。

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