インターネットでプロテインを購入しようとパソコンをいじっていたところ、検索ワードの候補に、
「プロテイン 太る」
というワードが出てきました。
グーグルの検索候補の中で上位に出てきたということは、このような間違った知識が世の中に蔓延しているということになります。
今回の記事では、読者様が筋トレに関する誤った知識を捨て、正しい知識をつけてもらえるようにしていただきたいと思います。
①プロテインを飲むと太る?
結論から申し上げると、そのようなことはあり得ません。
プロテインは原料となる乳、大豆から糖質といった余分な成分をカットして精製され、その成分のほとんどがタンパク質です。カロリー、脂質はほとんど含まれておりません。
例えば、私が愛用しているゴールドジムのプロテインであれば、1回30gの内訳は
- カロリー:100kcal
- タンパク質:25g
- 炭水化物:2g
- 脂質:0.3g
このようになります。
いかがでしょう?
わずか100kcalの飲み物で、どうして太るのでしょうか。
数字で見れば、太らないことは明らかですね。
牛乳で割ったとしても、気にするような数値にはならないでしょう。
また、プロテインを飲むと筋肉が勝手について体重が増えるといったウワサもあるようですが、そんなことはありません。
それが事実ならば、どんなに嬉しいことか苦笑
筋肉は使わなければ、大きくなりません。筋肉がつくメカニズムは「超回復」です。
運動していない人がいくらプロテインを飲んでも、それだけでは変化は起こりません。
*仕事や日常生活で普段から体を使っている場合、継続してプロテインを摂取することで目に見える変化が起こることはあります。
②筋トレをすると痩せる
これは半分本当、半分ウソです。
何が間違いなのかと言うと、「筋トレをすると痩せる」ということは正確な表現ではありません。正しくは、「筋トレをすることで筋肉がつき基礎代謝が上昇し、脂肪を燃焼しやすい体に変化することで痩せる」となります。
ですから、筋トレをいくら一生懸命やっても、その後に中性脂肪たっぷりの食事を摂ったりしていれば効果は出ません。
痩せたいのならば、筋トレと食事制限はセットで考えなくてはいけません。
トレーナーの世界では、ダイエットは食事が8割、運動が2割という言葉があるほどです。ライザップはいいところに目をつけたなぁと感心しています笑
◯ 筋トレをすることで筋肉がつき基礎代謝が上昇し、脂肪を燃焼しやすい体に変化することで痩せる
✖️ 筋トレをするだけで痩せる
少し自慢をすると、私の基礎代謝は2,000を超えています。普段から運動をしているので、体重維持のためには基礎代謝の倍である4,000kcalを摂らねばなりません。つまり、1日の摂取カロリーが4,000kcal以下ならば、私はどんどん痩せていく計算です。
筋肉を高いレベルで付けてしまえば、何食べても太らないし痩せるのも簡単になりますよ♪
③脂肪は筋肉に変わる
これは100%ウソです。科学的にこんなことはありません。
本当だと主張する方、証明できればノーベル賞ものです。
一昔前はこれが信じられていたことがありました。
おそらくボディビルさんたちがシーズン前に体を一度大きくし、トレーニングに及んでいたことからこのような噂が広まったと考えられます。
ちなみにボディビルさんたちがなぜこのようなことをするかというと、体重を増やすことで使用する重量を上げ、加速度的に筋肉をつけることを狙っているためであり、立派なトレーニング手法です。
④女性も筋トレをするとムキムキになる
これは基本的に誤りです。
女性の場合、男性と比べテストステロン(筋肉アップ、脂肪ダウンさせるホルモン)の分泌量が少ないため、そう簡単に筋肉が大きくなることはありません。
ですから女性がダイエットをする場合、筋トレだけでなく有酸素運動も積極的に取り入れることが必要になってきます。(男性と異なり筋肉の成長が遅く、基礎代謝の上昇幅が小さいため)
ちなみに②と共通するのですが、運動しているからといってたくさん食べてしまい、結果的に体が大きくなってしまうことで、このような噂が広まったのではと考えられます。(完全な推測です。)
まとめ
筋トレに関する様々な誤った知識が氾濫している。
その代表格が、「プロテインは太る」であり、事実は真逆。
正しい知識を付けてトレーニングに励まないと、効率的に結果をあげることができないため、情報の取捨選択をきちんと行うことが大切。