自治体によっても違うと聞くし。
公務員へ転職する際の年齢制限について、誰か教えてくださいな。
こんな疑問に答えていきます。
✔︎本記事の内容
- 公務員への転職は年齢制限あり
- 元公務員から見た公務員のメリット
- 公務員への転職は時間との戦いである話
こんにちは、はやたです!
この記事を書いている僕ですが、9年間地方公務員として勤め上げ、現在は中堅の民間企業でWebの仕事をしています。
公務員試験は現役で合格し、民間への転職経験もあるので、会社員と公務員それぞれの視点で有益な記事を書いています。
社会人の方が公務員へ転職を考える際、まず気になるのが年齢制限だと思います。
今回の記事では、社会人が公務員への転職を考える際の年齢制限など、まず初めに行うべき情報収集について書いておりますので、ぜひ最後までお読みください。
公務員への転職は年齢制限あり
公務員への転職ですが、年齢制限が設けられています。
しかし、これはそんなに怖いものではなくて、年齢によって受ける試験が異なるというイメージになります。
具体的には、2つの試験区分がありますので、それぞれ見ていきましょう。
①:大卒者向けの試験を受ける(29歳まで)
29歳までの方は、大卒者向けの公務員試験を受けることになります。
概要は下記の通りですね。
行政機関によって年齢制限に違いがあるので、転職希望先の情報はHP等で必ずチェックしておきましょう。
②:社会人採用試験を受ける(30歳以降)
30歳以降の方は、社会人採用試験を受けることになります。
概要は下記の通り。
【②社会人採用試験(経験者採用)】
・30歳以上40歳以下
※受験先により年齢の幅は異なる
・教養試験+面接のケースが多い
年齢の上限は40歳以上の行政機関もそれなりにありますが、40歳で線引きしているところが多いので、概ね40歳までと考えておくことで差し支えないでしょう。
高年齢はハンデになるのか
正直なところ、年齢はさほど重要視していないと思います。
これは肌感覚の話になってしまうのですが、年齢上限ギリギリで公務員試験を受けて入庁した人が周りに結構いたからです。
年齢が大きなネックとなるなら、高年齢の受験者は敬遠されるハズなので、かなり平等に合否を判断していると考えられます。
元公務員から見た公務員のメリット
公務員と会社員の両方を経験したからこそわかる、公務員のメリットをご紹介しますね。
給料の安定感が抜群
公務員は給料の安定感が本当に凄いです。
このコロナ禍の中でも、基本給が下がると言うことはありませんでした。
2021年の夏は9年ぶりにボーナスが低下しましたが、それでも夏冬合わせて4ヶ月以上が安定的に貰えるのは、公務員の強みです。
また、年齢とともに給料が増える年功序列の制度も、公務員の給料を安定させています。
社会的信用が厚い
社会的信用は最強クラスです。
25歳という年齢で住宅ローン組んだ人もいるし、20代前半や半ばでもプラチナカード作り放題です。
ダイナースもアメックスも余裕です!
豊富な休暇制度
公務員は本当に休暇制度がたくさんあります。
下記のツイートを見てください。
【公務員休暇ありすぎ説】
- 完全週休2日
- 夏季休暇5日
- 結婚休暇5日
- 看護休暇5日
- 有給休暇20日
- 年末年始休暇6日
- 忌引休暇1日~3日
- ボランティア休暇5日以内
他にも特別休暇(給与保障あり)として病気休暇、産前産後休暇、介護休暇などがあります。
率直に言って手放したのは痛い!
こんなに休暇制度が豊富な職種は公務員以外ないと思います笑。
その他よくある質問
その他にも、公務員に関してよくある質問に答えます。
公務員は残業が多い?
残業時間は配属先次第です。
下記のツイートを見てください。
ツイッターでは公務員の激務ネガ垢が多いけど、実際のところ
・1割が激務(60h/月)
・2割がそこそこ忙しい(30h/月)
・5割は平和(15h/月)
・2割は圧倒的ヒマ(残業なし)
こんな感じじゃないかな
一度激務に行くと抜け出せないのが、公務員の闇ではあるが
地方公務員全般について言えば、体感的には上記の通りですね。
ほとんどの場合はアフター6を楽しむことができます。
もちろん、国家公務員総合職のような特殊事例もあるので、要注意ではありますが。
公務員は残業代が出ない?
基本的に残業代は出ると考えて良いです。
なぜなら、私は9年間地方公務員をやって残業代が満額つかなかったことはないし、周囲からも残業代が出ないと言う話はあまり聞きませんでした。
私の観測範囲内ではありますが、国家公務員は残業代が出にくいように感じますね。
公務員は給料が安い?
東京都以外であれば、給料は大体下記の通りかと思います。
【年齢別の給料目安】
30歳:年収450万
35歳:年収500万
40歳:年収600万
45歳:年収650万
50歳:年収700万~
もちろん、残業がどの程度あるかにも左右されます。
私が30歳の時のお給料について、公開しているので載せておきますね。(都内に出向中の時なので少し高めです)
【30歳地方公務員の給料事情】
- 年収665万(地域手当20%)
- 職員住宅あり(世帯)
- 残業600時間くらい
残業なかったら500万ピッタリくらい
地方だと地域手当の分さらに減ります
この数字をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、絶望的に悪くはないというのがわたしの意見です
公務員への転職は時間との戦いである話
公務員への転職は早く取り組むほど有利です。
なぜなら、公務員へ転職するには筆記試験を突破しなければならず、その準備に途方もない時間がかかるからです。
大卒者向け試験は1000時間必要
仮に大卒者向けの試験を受けるとしたら、1000時間程度の勉強時間が必要です。
これは実際に私が勉強した時間で、「大学生」「MARCH卒」「経済学部」というスペックで1000時間必要ということです。
法学部や経済学部でない方であれば、+アルファの時間が必要になるでしょう。
公務員への転職はどれだけ勉強時間を確保できるか、要は時間との戦いなのです。
教養だけでも300時間はかかる
経験者採用試験で公務員へ転職する場合であっても、教養試験が課されることがほとんどです。
その教養試験だけでも、300時間程度は勉強する必要があります。
300時間という時間は、私が現役時代に費やした時間ですので、感覚値としては正しいと思います。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 公務員へ転職するには、年齢によって受けられる試験が変わる。
- 概ね30歳までは大卒者向けの試験、30歳以降は経験者採用試験を受けることになる。
- 筆者の観測範囲内では、受験時の年齢の高さと合否に相関関係は見られない。
- 公務員試験は筆記試験の勉強に時間がかかるため、できるだけ早く行動すべき。
公務員への転職は、民間の転職とは異なる特徴がたくさんあります。
なので年齢の件もそうですが、まずは公務員試験に関する基本的な情報を集めておくことが必須です。
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