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お疲れさまです、軟派公務員です。

突然ですが質問です。

公務員の「天下り」って、根絶した方がよいと思いますか?

最近はあまり聞かなくなりましたが、M主党政権時代の頃は随分叩かれてましたよね。私も採用ホヤホヤの職員でしたから、そのように考えていました。しかし、約6年間公務員を続けていくうち、考えが少し変わってきました。

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天下りのイメージ

天下りとは、

世代ごとの出世競争決着ごとに同期の官僚を退職してもらって、若い官僚に回るようにピラミッド型の組織を新体制にするためにする[1]。中途退職した官僚が出身官庁が所管する外郭団体、関連する民間企業や独立行政法人・国立大学法人・特殊法人・公社・公団・団体などに最終到達ポストに応じた就職斡旋を受ける事を指して批判的に用いられる。民間企業の上位幹部が子会社の要職に就く際にも使われる場合がある。出典:Wikipedia

 上記のように定義されています。しかし、下段の「民間企業の〜」という意味で使われることはほぼありませんね。端的に言うと「高級官僚の再就職先」ということですね。

大概、公務員が表に出てくるときは批判される時ですので(苦笑)、天下りについていいイメージを持っている人はいないでしょう。「ほとんど何もしていないのに高給(再就職先)を得ている」というのが、世間のイメージだと思います。実際、私もそうでした。

天下り先は天国ばかりではない!?

天下りのイメージとしては前述の内容で間違いないと思います。 しかし、実際に天下り官僚と一緒に仕事をした方は少数ではないでしょうか。私は本庁にいた頃、数年の間、ある外郭団体を担当しました。そこで見たことは、想像とは真逆の世界でした。

その団体は、ほぼ自治体からの出資のみで運営している零細な団体でした。職員数は天下りOB1名を含めて5人しかいません。そのOBは自治体とのパイプとしての役割を期待され、団体の長の任に就いておりました。

初めてその話を聞いた時は、「え、マジ?これ天下りじゃん。この人仕事しれくれんのかな・・・」と、とても不安な気持ちでした。ちなみに天下りできる人は本当に一握りなので、基本的にかなり偉かった人たちです。ぺーぺーの私としては、それだけでも不安要素でした。

しかし、その不安は杞憂であったと、すぐにわかりました。上記団体はよく事業を週末に行っていたため、必然的に土日に出勤する回数が多くなります。資金難から残業代も支給されません。しかしこのOBの方は全参し、きちんと指揮をとっていました。(ちなみにこのOBの給料は30そこそこの職員と変わらないくらいでした。)

このように、ブラックに近い職場で働く天下りOBもいるのです。

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天下りは、悪なのか?

天下りOBを採用する団体、企業側としては、中央省庁、地元自治体との強いパイプを持つことを狙いとしています。当方が担当していた団体もそうでした。自治体からの補助金が財源の95%を占めるような団体なので、自治体とつながりが必要という理屈です。

この理屈自体は正しいと思います。我々外郭団体担当の職員は、ほぼ毎回予算案作成時に、前年比▲%で、という案を持ってきます。そこで財政事情に詳しいOBが折衷役となり、担当と交渉、時には財政部局への返しの助言などをしてくれます。

もし、団体の中にこのような役割を担える職員がいなければ、自治体との交渉は難しいでしょうから、毎年予算の削減は避けられません。

私が担当したのは零細な1団体ですし、そこの団体以外はまた毛並みも違うようですが、このようにきちんと貢献している天下りOBもいるのです。

ですから、私は天下りOBは必要悪と認識しています。他のOBもきちんと仕事をしているのでしょうが、どうしてもニュースになるのは「数字」をとれるものになってしまいますから・・・「地域のために頑張っている元自治体職員」では誰も見向きしませんからね。

要は、他のニュースと同じで、スナップショットだけ見ても物事の真実はわからないということです。私が感じていることが100%正しいとは言いません、もちろん報道通りに何もしていない天下りOBもいるでしょう。しかし、すべてを鵜呑みにするのは、あまりセンスがよいとは思いません。

少し批判的で、公務員寄りな記事となってしまいましたが、「こんな考えもあるんだな」と、公務員サイドからみた一つの意見ということで、参考程度にしてください♪

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